はじめて買ったCD
…というお題がありましたので、ちょっと書いてみようと思います。
大学2年の頃でしょうか。
偶々見ていた雑誌でその情報が目に止まり、直感で『聴きたい!』と思い買おうと決めました。
それが……
仮面ライダー オリジナルBGMコレクション Ⅰ〜Ⅲ(日本コロムビア)
でした。いわゆるサウンドトラックです。
1971年の「仮面ライダー」から84年の10号ライダー・ZXが登場した特番まで、劇中に使われたBGMが3枚にわたって収録されたものです。
(これを聴けば、劇中の様々なシーンが蘇ってくる…)
善は急げと予約に走りました。
当時はまだネットで買う環境すら無かった時代、自分が向かった先は当時住んでいた学生寮から歩いて数分の……
大学生協のCD売り場。
品揃えのほとんどがJ-POPと洋楽で、アニメ関係は片手で数えられる程度しかない状況。そんな雰囲気の売り場で注文したわけですが……、
大学生が特撮ヒーローのCDを一度に3枚もですよ。
あの頃の自分、どうかしてます。
我ながらいい度胸してるわ〜。
あの後、きっと店員さん、ヒソヒソしていただろうなぁ…。
そして、数週間後にGET。
最初は
「これ、戦闘シーンで聴いたやつ!」
「敵のアジトでよくかかってた曲!」
「事件が起きると、頻繁にかかるな〜、これ」
と驚きと感動の連続でした。
聴いているうちに違った楽しみ方も見えてきまして、
・一つの主題が曲調やテンポを変えることによって、勇壮になったり悲壮になったりコミカルなものにも変化する
・曲のイメージに合わせてユニークな音色の楽器が効果的に使われている
など、聴けば聴くほど発見があって、
これがサウンドトラックに関心を持つきっかけになったと思います。
そういった意味で忘れられないCDです。
そして、このCDを通して
全曲の作曲を手がけた「菊池俊輔」氏を好きになりました。
『誰?』って方のために一応説明しますと、他にも…
『ドラえもん(大山のぶ代時代)』
『暴れん坊将軍』
『ドラゴンボール(同Z)』
『Gメン'75』『ゲッターロボ』etc…
挙げたらキリがないくらい、アニメ、特撮、ドラマに時代劇と幅広く手がけられた方です。
この投稿の趣旨から外れますので、あとはググっていただければ…と思います。
思えば自分、20代は氏の手がけた作品のサントラCDをあれこれ買っていました。小さい頃見ていた作品は勿論、見たことすらない作品(『キイハンター』とか『女必殺拳』とか)にも手を出して、只々サウンドを浴びていました。
そんな自分が今でも商品化を熱望してるのが
『暴れん坊将軍』の音楽集。
実は90年代後半に一度出てはいますが、直近のシリーズの曲に集中していて、初期の曲があまりにも少ない不満の残るものでした。
できればシリーズを俯瞰できるような偏りのない構成で、願わくば…
OPテーマと殺陣のテーマは(アレンジ違いを含めた)全バージョン収録で!
それさえ叶えば
何枚組になろうとかまいません!(^_^;)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?