二度と読みたくない/見たくない作品
二度と読みたくない/見たくない作品を度々思い起こすので書き出してみた。
ホラーというより、後味が悪い、みたいな衝撃を受けた作品が多い。
だから度々思い出すんだろうなぁ。
ほぼネタバレありますので、未読の作品はお気を付けください。
・吉田秋生『BANANA FISH』
友人Aに勧められアニメを見た。騙された。
友人Aとは好きな漫画が似ているので信用して読んだらこのザマだ。
基本ハッピーエンドが好きなので、まさかこんなしんどい&バッドエンドとは思わなかった。
キャッチコピーにもあるようにこの作品が伝えたいことは素晴らしいと思うが、あまりにもバッドエンドだと私は思ったので、もう二度と読みたくないし、この作品に関しては二次創作も見れないぐらいトラウマである。
人に死んでほしくない……。
ちなみに友人Aに救いを求めたところ「番外編を読め」と言われたので読んだのだが当たり前に人が生き返ることはないので、やっぱり救いはないじゃん……と思ってしまった。
死ななければいけない運命のカップルには、2人とも死んでほしいタイプなので。
・貴志祐介『新世界より』
また友人Aに騙された。あまりにも後味が悪すぎる。
小説ではなくアニメで見た。
最初から不穏な雰囲気ではあったが、超能力系の作品が好きだし、好きな声優さんがいたので見続けた。
ずっとずっと不穏で、回が進むごとに謎と不穏さが増していく。
早季が疑問視していた謎、つまり野狐丸の正体が判明した時の衝撃と絶望、またそうした人類たるや。
最後、脳だけになってまで罰を与え続けるという判決がしんどすぎた。
これだから人間は……
・辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』
友人Bに勧められた。騙された。
ちょうどメフィスト賞作品を読み漁っていた時期だったので意気揚々と読んだのだ。
メフィスト賞はミステリが多いので油断していたが、思いがけずホラーだった。
は?? 私ホラー無理だが?!?! と思ったが時すでに遅し、引き返せないところまで来てしまい、怖すぎて上下巻を光の速さで読破。
怖すぎて夜に読めなかったので、日中に読むようにしていたぐらい。
ホラー好きな人にはきっと物足りないんだろうなぁと思うけど、私はもう二度と読まない。
・東山翔『Implicity』(18禁)
TwitterのTLでたびたび見かけた作品。気になったので読んでみた。
(天下のコミックLO、つまりR-18なので読みたい方はお気を付けて。)
読んで分かったのは、この作者は天才だ!ということ。
同作者の「Gift(R-18)」に出てくるキッズも天才設定だったので、この作者さんは本当に賢いんだろうな、と思った。
さて、本書はそんな賢い人が考える未来の話である。
そんな賢い人が考える未来にも、階級社会が当たり前のようにあり、同じようにポルノもまた当たり前のようにあるのだ、と言われたらもう絶望しかない。未来に希望が見えない。
性欲と同じく、階級社会もなくならないのだ。そしてポルノも。
現在2巻まで出ているらしいが、どうも勇気がでなくてまだ読めていない。
1回でいいから読みたい。賢い人が考える未来が知りたい。
そして多分1巻と同じで、2回は読まないんだろうな。
Amazonには在庫なしみたいなので、もし読みたい方がいれば各自でお探しください。
書き出してみたかったので整理がてら書いてみました。
ちなみに友人A、Bとも確信犯だったので許しません。
事件ルポやホラー以外で、みなさんが二度と読みたくない作品もあれば聞いてみたい。
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