先日、朝起きると、私が好きな作家さんのnoteが更新されていた。

嬉しくなってすぐに目を通した。彼女の書く文章は芸術的センスに満ち満ちていて、説明的な文章を書きがちの私からすると、どうしたらこんなに芸術的な文章が書けるんだろうと、舌を巻くばかりである。巻きすぎてもうそろそろ巻く舌が無くなりそうだ。

私も芸術的センスがほとばしりまくっている文章を書きたい。もっと言うと世の中の凡人の60%には理解されない様な文章を書いてみたい。

先日買った「三世代探偵団」で久しぶりに赤川次郎を読んだ私は、学生時代によく読んでいた赤川次郎の文章を思い出した。同時に、自分が小説を書く様になって、まず誰の文章を参考にしたかを思い出した。赤川次郎だ。

小学校五年生あたりから自分の書いた『おはなし』を『小説』へと昇華し始めた。小学生にとって、登場人物の心の機微を描く書き方より、起きた物事、喋っている人物をそのまま描く書き方は、執筆活動のとっかかりにはちょうど良かった。

『ナントカ夫人が「~」と言った。』という文章の次の段落に『コントカ警部が「~」と言った。』の様な書き方で続く小説を、4つ年の離れた姉に見せる。

当時中学生になって「ブギーポップは笑わない」などのライトノベルを読んでいた姉は、いっちょ前に「同じ言葉(表現)が続きすぎじゃない?」と言った。

当時は「それ以外にどんな書き方があるのさ」と思ったものだが、学校の図書室でアルセーヌ・ルパンを読み、「キノの旅」や「ハリー・ポッター」を知った私は、『人物の言動に感情を込める』という書き方を覚えた。

もう一つ、いくつの時だったか忘れたが、『踵を返す』という表現を知った私は『踵を返す』を多用していた。姉から「踵を返しすぎじゃない?」と言われた。自作を冷静に読み返した私は「デスヨネー!」と思った。

思い返せば私の文章力がそこから少しでも向上したのは、姉のおかげもあるわけだ。

先日、Twitterでこんなサイトを見つけた。

文章を入力したら、分析して似ている作家を教えてくれるらしい。

早速やってみました。

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小林多喜二とか恐縮すぎるんですけど、それより評価が嬉しい。特に読みやすさと表現力。自分の小説はどちらかと言うと簡単すぎて読みにくい、余計な部分までひらがなにしちゃって逆に読みにくいジュニア文庫みたいな部類に入るかな、と思っていたので適切っていうのは非常に嬉しい。

あと表現力。とても表現力豊かとなっているのは非常に嬉しい。

と言っても入力した文章は先月に書いたコレなので、中盤辺りの、書きながらお腹を空かせた飯テロ文章のおかげもあってこの評価なのだろうな、と思う。飯テロシーンって今まで書いた事無かったんだけど、初めてにしてはよくやった方だな、と我ながら思ってしまった。

名詞出現率がちょっと低かったかな~とは思ったけど、その他は自分の中では及第点というか、思ったより評価良かったな、みたいな感じ。

そんな事もあり、好きな作家さんがnoteを更新されていた事もあり、すっかり触発されました。ここ何日間かまた、写真でお茶を濁した更新をしておりましたが、note作成画面を開いては書いたり消したりしとったわけでありんす。

シンプルに言って、突然単発でまた新作を一本上げて更新しようと思ったけど、全然何も書けなかった。

やっぱり焦ったりしたら駄目っすね。危うくまたダメ人間になる所だった。いや、今も似た様なもんだけど。

今月上げるのは乙女ゲ小説の続話だけ。それ以外の事は極力考えない。

続話が上がったら、それも記事で報告させていただきます。

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