見出し画像

島根県西部で約8か月暮らしてみて思うこと

1年前の私は、「島根県のイメージは?」と聞かれても「出雲大社!」としか答えられなかっただろう。(たいていの大阪人はこんなん。)大学は島根、というフィールドは高3の4月に決めていたにもかかわらず。

実際に住んでみると、生活した人にしか分からないであろうことにたくさん直面し、カルチャーショックのようなものを感じたこともある。

今まで感じたもののうち主に2つ、書き並べてみる。

1つ目は、同じ島根県なのに、ここ浜田市から出雲市にある出雲大社はどれだけ速い電車を使っても2時間はかかること。8か月前まで住んでいた地元から2時間あったら在来線なら和歌山、新幹線を使えば名古屋くらいなら余裕で行けるだろう。島根は横に長すぎる…想像の斜め上を行く長さだった。

2つ目は、言葉遣い(方言)や人とのかかわりの文化。「よそ者」に対する人当たり。具体的なエピソードははっきりとは思い出せないが、バイトをしようとしたときに「ただの労働力としか思ってないやん…長期休みとか、卒業したらどうせ帰るんだろうみたいなものの言い方するやん…」という気持ちにさせられたことがある。(実際そのような人が多いのは事実である。)私は転勤族ではないから、今まで経験した引っ越しといっても同じ市内で隣の小学校区とかだったし、引っ越しというイベントが初めてだったと言っても過言ではないのだけど。

これら2つの私のモヤモヤは、人との出逢いで乗り越えられたと思っている。

1つ目については、まず諦めるしかない(笑)。ここから行くと出雲のさらに先、松江に行くときは日帰りでは滞在時間が短すぎる問題が発生するので宿泊で行くことにした。その際、ステキなオーナーがいらっしゃるゲストハウスを紹介していただいた(下リンク参照)。これは完全に人との出逢いのおかげ。


2つ目は、移住者の先輩方に出逢えたこと。その方々のおかげで、ずっとこちらで暮らしていらっしゃる「地」の人にも出逢うことができたし、何より地域のイメージを変えることができた。

こっちに来た当初は「島根県の西側って松江も出雲も遠いし、本当に何もないやん…」と思っていたけれど、今なら胸を張って言える。「島根には西部にも素敵な人と面白い取り組みがある」と。大学がある浜田だけではなくお隣の江津、益田、津和野。それらの地域のことを知ったと同時に、視野も広がったと思っている。今では、引っ越しの候補として大学周辺ひいては浜田市以外も考えている。(ほぼ決定したのでまた報告します)


以上が、今私が島根県西部で約8か月過ごしてみて思うこと。

大きな娯楽施設や映画館は近くにないけれど、ぜひ遊びにきてね。

(写真は、大学からの景色です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?