弁理士試験体験記⑨ ~時期別の勉強方法 その2~

その1に引き続き、時期別の勉強方法を記載します。

1.時期別の勉強方法


■ 2020年6月

勉強時間:67時間

重要項目攻略講座の意匠、商標を受講。
6月も、論文これ問をひたすら書き写してみるという勉強と、
重要攻略項目講座に出てきた条文について、法文集と四法対照を用いた勉強をしていました。
あとは、論文スキルアップ講座という、論文の過去問を解説する講座を受講。論文過去問の問題を読んで、どのような問題であるのかを状況を整理するという勉強をしていました。

また、このタイミングで知財部への異動。
弁理士試験の勉強をしていたおかげで、比較的早く業務に馴染むことが出来たように思います。弁理士試験勉強の内容が、実務で活用できる点もあって楽しかったです。


■ 2020年7月

勉強時間:73時間

このタイミングで、論文過去問、口述アドヴァンス、青本を購入。
6月に引き続き、論文スキルアップ講座を受講。
論文過去問の問題文を読んで、項目を挙げる練習。
論文過去問の答案例を、「項目」「条文の言葉」「問題文の言葉」で色分けしてマーカーをひく、という勉強をしていました。
また、論文過去問に出てきた条文を青本で確認していました。

口述アドヴァンスはこの時期からとりあえず読んでみるという勉強はしていました。

論文項目挙げのノート ※ 記載内容間違っている可能性あります。


■ 2020年8月

勉強時間:96時間

短答向けとして、過去問条文攻略講座の特許を受講。
今までやっていなかった部分の条文について、四法対照を用いて勉強。
8月末に特許法は、四法対照を使った落とし込みという勉強は一通り完了しました。
論文向けとしては、7月と同じような方法で引き続き行っていました。
口述アドヴァンスも引き続き、とりあえず読んでみるという方法で勉強をしていました。


■ 2020年9月

勉強時間:82時間

短答向けとして、過去問条文攻略講座の意匠、商標を受講。
特許法同様に四法対照を用いた勉強を行っていました。
論文向けとしては、論文過去問を用いた勉強を引き続き行っていました。
また、論文過去問の答案例を全文書き写してみるという勉強をして、長文を手書きで記載するという練習もしました。また、論文これ問という、論文過去問を論点別にしたテキストの2周目を開始しました。
口述アドヴァンスは、9月からは答えを隠しながら回答を考えてみるという勉強を始めました。


■ 2020年10月

勉強時間:87時間

勉強方法としては9月と同様に進めていました。
勉強の比重としては、短答:論文:口述=2:7:1みたいな感じで、この時期は論文に力を入れて勉強していました。

この時期まではとりあえず勉強を前に進めるというスタンスでしたが、この時期からは講座を再視聴する等、今まで学習したことの反復もしていました。


2.まとめ

本当は短答試験に注力するまで(2021年3月まで)を記載したかったのですが、思いのほか長くなってきたので一旦切ります。
この時期は論文向けの勉強をする時間が長かったです。振り返ると、この時期に論文向けの勉強を進めていたからこそ、短答合格に続けて、論文も合格出来たのかな、と思っています。そのため、勉強を開始する時期にもよりますが、短答向けの勉強だけでなく、論文向けの勉強も並行することをお薦めします。


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