弁理士試験体験記⑧ ~時期別の勉強方法 その1~

時期別の勉強方法をいくつかの記事に分けて、記載しようと思います。

本記事では、弁理士試験勉強を始める前に知財関係で勉強していたことと、弁理士試験勉強を始めてから半年くらいまでの勉強方法について記載しようと思います。

1.弁理士試験勉強を始める前

弁理士試験勉強を始める前に知財関係で勉強していたことを記載します。

■ 知的財産管理技能検定

2018年11月に知的財産管理技能検定3級合格、2019年7月に知的財産管理技能検定2級合格しました。
知財検定2級と弁理士試験は問題レベルの差が大きいですが、弁理士試験勉強を始める前の土台作りとしてはお薦めです。特に短答の著作権法は、知財検定で学んだことを結構活かせたように思っています。


■ 会社での研修受講

弁理士試験勉強を始める前は開発部門に所属していたので、特許法を中心に基本的な知財関係の研修を受講する機会はありました。


2.弁理士試験勉強開始から半年まで

弁理士試験勉強開始からは時系列順に書いていきます。

■ 2019年12月

勉強時間:9時間

2021年度の弁理士試験を受験することを決意。
2021年度向けの予備校の講座がまだ始まらないので、それまでの間に「弁理士試験 エレメンツ」を読んでいました。
内容はほとんど理解出来ず、ただ目を通していた状態に近かったです。


■ 2020年1月

勉強時間:16時間

LECのスマート攻略コースを受講開始。
スタートアップ講座を受講。
時間があるときにスタートアップ講座のテキストを眺める程度の、ゆるい感じで勉強をしていました。


■ 2020年2月

勉強時間:44時間

私の中で本格的に弁理士試験の勉強を始めたのが2020年2月です。
入門講座の特許法を受講。そして、法文集と四法対照を購入。
入門講座に出てきた条文について、法文集にマーカーで色分けし、四法対照に短答の論点を記載する落とし込みという勉強をしていました。
法律関係の勉強を行うのは初めてだったので、「柱書、但し書きって何?」というレベルからのスタートでした。そのため、条文を読んで内容を理解するのにかなり時間がかかっていた記憶があります。


■ 2020年3月

勉強時間:65時間

入門講座の意匠法、商標法を受講。
勉強方法は2月同様に、法文集と四法対照を用いた勉強を進めていました。


■ 2020年4月

勉強時間:65時間

論文ユニット構築講座を受講。
論文の過去問で登場した論点のパーツがまとめられている「論文これ問」という教材を用いて勉強していました。
論文これ問に記載されている内容を書き写してみて、論文の書き方に慣れるという勉強をしていました。この時点ではあまり内容を理解できていなかったものも多かったのですが、理解度は気にしすぎないで、とりあえず書いてみるということを繰り返していました。


■ 2020年5月

勉強時間:92時間

コロナの影響で外出できないこともあり、勉強時間を確保できた月です。
重要項目攻略講座の特許法を受講。
4月同様に論文これ問をひたすら書き写してみるという勉強と、
重要攻略項目講座に出てきた条文について、法文集と四法対照を用いた勉強をしていました。
審判の話が難しかった記憶がありますが、とりあえず分からなくても気にしすぎずに勉強を進めていました。


3.まとめ

弁理士試験勉強初期の勉強方法をまとめました。
勉強方法といっても、基本的には予備校の講座通りに進めているだけですが・・・・・・。

この時期は、分からなくてもあまり気にしないで、ドンドン先に進めてみるということを意識していたように思います。





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