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気がつけばステレオタイプのシングルマザー像について考えていた

私はシングルマザーになってから約1年のひよっこシングルマザーだ。ちなみに私の母もシングルマザー。
昔に比べると今のシングルマザーに対しての世間の目は随分優しくなったものだと思う。
私が子供の時は「あの子は片親の子」とよそのお母さんたちに陰口を叩かれたものだ。だから母や私のことを悪く言われないように必死で良い子になっていた。「お母さんしかいないおうちの子だけどすごいね!」と言われるようにそりゃー、子供ながらに必死だった。

子供だった私が大人になりまさか自分がシングルマザーになるなんて思ってもみなかった。
いや、少し予感はあったかな⁈
今は誰もシングルマザーの母と子という理由だけで後ろ指を差さないし、陰口も(おそらく)言わないと思う。
そういう意味では良い時代になった。

でも…シングルマザーに対しての貧困イメージは消えない。実際多くの人が経済的に厳しい生活かもしれないし、何を隠そう私もその1人だ。
生活に余裕があるか?と聞かれれば間違いなくNO!と叫ぶし、収入はきっと底辺だ。

でもだからと言って日々殺伐として過ごしているわけではないし、昭和の貧乏を絵に描いた様な生活をしているわけでもない。
持病もあるけど希望も夢もある。子どもと一緒に笑うことだって沢山ある。ささやかな生活を普通に送っているのだ。
そりゃ、将来のことや支払いのことを考えると胸がドキドキして寝られなくなってパニくったり、悲観的になって落ち込んだりすることもある。
でもそれでもそれなりに生きている。

世のシングルマザーの中には社会的にも活躍していて金銭的にも余裕のある人もいると思うのだが、そういう人達がもっと取り上げられるとシングルマザーのイメージが向上して良いのだけれどなぁ、なんて思ったりする。

別にシングルマザーのイメージが上がっても私の懐があったかくなるわけではないけれどそろそろ昭和の悲壮なイメージから抜け出ても良いのではないかと思う。

子どもを1人で育てるお母さんやお父さんは大変!という現実もイメージもどんどん変わっていけばいい。




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