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梟と冬の歴史を語ろうよ

ふくろうふゆ歴史れきしかたろうよ

「銀の滴降る降るまわりに、金の滴
降る降るまわりに。」という歌を私は歌いながら
流に沿って下り、人間の村の上を
通りながら下を眺めると
昔の貧乏人が今お金持になっていて、昔のお金持が
今の貧乏人になっている様です。

知里幸惠編訳『アイヌ神謡集』梟の神の自ら歌った謡
パメーラ・ジューン・クルック《ふくろう》2016年 諸橋近代美術館

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