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ボールペンリフィルの互換性 - 基本情報編

ボールペンは、リフィル(替え芯)の互換性がある。見た目重視で軸(外側)を選んだ後でも、上手くすると好みのリフィルを入れられるかもしれない。

たとえば、外見は舶来ブランドの重厚なもので、中身は三菱鉛筆のジェットストリームにする、とか。ブランド名+“ジェットストリーム”で検索すると様々な工夫をしてリフィルを換装している情報が見つけられる。こういった絶え間ない努力をしている人がいてくれて本当にありがたや。

ボールペンのリフィルの規格についてまとめてあるページを紹介したい。直接いろいろと入れ替えて試すのも楽しいものだけど、規格を知った上で試してみるのも妄想が膨らんで楽しいはず。

まず、リフィルの規格を網羅的に紹介されているボールペンManiaxは、規格マニアとして最初に挙げたい。実際の各社のリフィルについても詳しい。ダイソーのボールペンまで追いかけているとは…。

規格 - ボールペンManiax
リフィルの互換性 - ボールペンManiax

もうひとつ紹介したいのは、「趣味文Club」の互換性の確認情報。高級文具に絞ってあるものの、実際に入れて確かめた結果が載っている。けっこう網羅的に書かれている。

高級筆記具ジャンルのボールペンリフィル探究 | 趣味文CLUB
ローラーボールリフィル図鑑 | 趣味文CLUB

海外の製品でよく使われている互換性の高い規格として、次のようなものがある。

油性:パーカー (= 油性G2型)、4C (= 油性D型)
水性:C-300 (= A型)、ヨーロッパタイプ (=C型)

規格を見ると、ゲルのJ, K, L型と水性のA, C型は互いにとても近い形状になっている。そのため、軸によっては相互に入ってしまうこともある。なお、たしかにほとんど一緒であるとはいえ、ペン先の径やペン先の微妙な形状の違いがあるため、互換性が明言されているもの以外は入れてみるまで入るか分からない。調べていると、混同しているように見える情報もあるので注意が必要だ。

ちなみに、ジェットストリームリフィルは、G2型(SXR-600系)とD型(SXR-200系)が発売されているため、他のメーカーの軸との互換性が高い。三菱鉛筆は、そのような使い方を勧めていないようだが。

ジェットストリームの中でもポピュラーなジェットストリームSXNシリーズのリフィルであるSXR-38, SXR-5, SXR-7, SXR-10は、ゲルのK型の特徴も持っている。そのため、なぜかK型の軸に入ることが可能性が高い。ゲルK型に入ると言うことは、水性A型にも入る訳だ。

といろいろと妄想を膨らませるための資料としてまず使える。具体的に入れ替えた例はそのうち書きたい。


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