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石垣島ではじめて父とサシ飲みしてみたら心が軽くなった話

自分自身やウェディングプランナーとしてのお仕事に
改めて向き合う出来事だったので、
今の気持ちを残しておこうと思い、綴っています。

石垣島に引っ越して2年が経つのですが…
少し前に、父が石垣島に初めて遊びに来てくれました。
甥っ子も一緒に^^

私と父の関係

幼少期のわたし

ここから少し個人的な話になりますが、
私は昔、父のことが好きではありませんでした。
仲も良くなくて
むしろ
お父さんは私のことが好きじゃないんだろうな
とさえ思っていました(笑)
(今思えば全然そんなはずないよなって思えるけど)

父と母があまり仲良しではなかったこともあって
いつしかお父さんとのコミュニケーションが少なくなり
無視したり、ひどい言葉を投げてしまったこともありました。

その調子で反抗期、思春期を拗らせたまま
うまく話せない期間が多分5年くらいはあったんじゃないかな。(もっとかも笑)

そこから時を経て、
今、少しずつ変化してきているように感じます。

そのターニングポイントになったと思い浮かぶのは2つ。
就職するとき
そして、今回の石垣島で。

ひとつめのターニングポイント

ひとつめは就職するとき。
ウェディングプランナーになりたかったわたしは、
お客様の人生と深く向き合う仕事をしていきたいから
まずは自分自身と向き合おうと考えました。
就職活動の期間で
今の自分の性格、考え方、大切にしていることは
どこからきているのか、
根源はどこなのかと振り返ってみました。

そこにはやはり、
家族や両親のことは大きく関係していて。
振り返っていて喜ばしいこともたくさんあったけど
その中で、
コンプレックスに感じていたことにも直面しました。

自分のコンプレックスを見つめる

それは
「お父さんと仲良くなかった自分は普通じゃない」
って思っていたこと。

本当はもっとこうしたかった
寂しかったこと、
ひどい態度、言葉を投げかけた後悔、
強がって甘えられなかったこと、
言えなかった気持ち、
今になったらわかる親の気持ち、
たくさんたくさん思い浮かんできました。

そこで、それまでの自分の気持ちや感情を
良い悪いではなく、
そのまま見つめて受け止めたとき
ふっと肩の荷が下りたようにとても楽になったのを覚えています。

大学を卒業したころから親元を離れていたので
距離はありましたが、
楽になったそのときから、少しずつ少しずつ
お父さんへの気持ちや、接し方、関係性も変わっていきました。
不思議なことに、こうして自分が変わっていくと
相手も変わったかのように思えるんですよね。

ふたつめのターニングポイント

そしてそこからまた時が経って
今回、石垣島に父が遊びに来てくれたのが
きっと2回目のターニングポイント。

甥っ子も一緒に来てくれたので
一緒に離島を回ったり海で遊んだり…
学生時代、関係性をこじらせていたので
なんだか私も子供に戻った感じがして嬉しかった。笑

竹富島サイクリング(笑)

夜ごはんを一緒に食べに行ったときに
甥っ子が寝てしまったので父とサシ飲み状態に。
これまで一対一で一緒にお酒を飲む機会はあまりなくて、多分、生まれて初めての機会でした。

石垣島で頑張っていること
今の仕事のことももちろん話して…
これまでちゃんと話したことがなかったような昔の話とかも。
あのときどう思っていたのか?と
初めてちゃんと向き合って話ができました。

現地の人より黒いかもしれない父(笑)

自分の心の変化に気づく

その夜、
今まで感じたことも
考えてきたことも
起きたことも、全部よかったんだって、
今の自分でよかったなーって
改めて思えて、なんだか心が軽くなりました。

別に、何かを大きく抱えていたわけではありませんでした。
今は父との関係性は良いし、普通に話もするし。
でもきっと、心のどこかですこーしだけ
ちょっとした後悔みたいなものが引っかかって、残っていたんだってそのとき思いました。

これまで生きてきた中で経験したこと、感じたこと
それを良い悪いじゃなくまるごと受け止めて
そこから何かを伝えたり、言葉にしたり、交換したり…
そんな時間を経て
もっと今の自分を好きになれたり
これからもっと軽く生きていけるようになったり。
そんなことってあるよなって思いました。

ウェディングプランナーとしてできること

私は石垣島に移住したことがきっかけで
こうして向き合うタイミングが訪れたけれど、
当たり前に過ぎていく毎日の中では
そう頻繁には起きないかもしれません。

別に、大きく何かが変わらなくたっていいと思います。
大きく何かを変えるために、行動しなくてもいい。
ただ、今までそこにあったものに目を向けて
それを感じるだけでもいいんです。
わたしもそれで心が軽くなったから。

だからこそ、
大好きなウェディングプランナーという仕事を通して
準備期間から当日までの期間で、
これまでの人生を振り返り、今を見つめることで
大切な人や愛に気づくことができるような
機会や時間を届けていきたいと改めて感じました。

今回、自分自身の経験をとおして、
これからも心ある仕事をしていきたいと
強く思った出来事だったのでちゃんと残しておきたくて。

読んでくださってありがとうございます♡
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