![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33962631/rectangle_large_type_2_cfb55ed5b46251130521f6406b1ace6f.jpg?width=800)
自分の望みを叶える為なら物理も曲げる見えない人
家族バラバラなんて嫌だ!
『やい!ちびっこ!』
な、なんかまだあるんでしょうか、スサノオさん。
『なんだお前!その呼び方!』
え、え~…?
(なんかすごく心外だ!傷ついた!みたいな顔してぷるぷるしてるよ…!)
『親父にはおじいちゃん!とか!!
姉貴にはアンジー!とか!!
言っといて!!
俺は!!スサノオさん!?』
お、おじちゃん!
スサノオおじちゃん!
(あ、ちょっとなんか安心した顔してる!)
『ちびっこお前、なんで俺と兄弟を一緒にしねぇんだ!』
え、えーと。
一緒に作りましたよ?
この前スサノオさ…おじちゃんが言った通りに月と太陽みたいな飾り布とガラス玉使って。
『ちびっこ…お前は…
分かってない!!』
わ、分かってない!?
カートが作れません!!
ちょうどその時、アマテラスverとツクヨミverのドリームキャッチャーのお迎え先募集のためのカートを用意していた事務員さんから連絡が入る。
ええええええ!?
何がご不満なんだー!?
※文章が保存されない・お申し込みが出来ない・カートが作れないなど不思議現象が多発するみのりん事務局。
こういう時は、見えない方々の意に沿わないことをしている可能性が大なのだ。
『だーかーらー!
俺は!兄弟一緒がいいの!
みんなバラバラも嫌だー!!』
なんだってー!?
『こ、こりゃ!
おぬし、孫を困らすでない!』
『す、スサノオ…もうあなたも良い大人なのですよ…』
『……。(無言の内にちょっと嫌そうな顔。)』
わー!!
なんかイザナギのおじいちゃんを始め、アンジー(みのりんが呼ぶアマテラスの愛称)もツクヨミさんも微妙な反応!
『やだー!!
やだやだやだー!!
一緒がいいんだったら一緒がいいのー!!』
せ、盛大に泣き出したー!!!(´;ω;`)
(正直こっちが泣きたい。)
家族一緒でご満悦なおじちゃん
わ、分かった…!
分かったから、なんとか作り直してみる…!
『おお!
この恩は俺の仁義をもって必ず返すぞ!ちびっこ!』
(ヽ´ω`)ゲッソリ…。
そうして、誕生したのがドリームキャッチャー三貴神verである。
…出来ちゃったよ。
なんかすげぇのが。
『おおおお!
素晴らしい!
いいか、しばらく俺はあそこにいたい!
しばらくはあそこに下げてくれ!』
あ、はいはい。
伊弉諾神宮のでっかい木札の下ですね。
『いい!
いいぞ!ちびっこ!
俺はここで英気を養うことにしよう!
わはははははは!』
なるほど。
1人だけサイズ違うドリームキャッチャーになっちゃったなって思ってたら、こうやってくっつきたかったのか…。
なんでそうなったか分かんないけど、やってみたら全てがピッタリはまったなぁ。
『な、なんかすまんのう…』
いや、いいっすよ。
いい仕事出来たんで…(ヽ´ω`)
『いや、待てよ。
あとは母ちゃんが…。』
あ、イザナギのおじいちゃんが『お前正気か!?』みたいな顔してる…。
※ドリームキャッチャーをくくりつける時にツクヨミverのドリームキャッチャーが最後までやんわりと抵抗をしていたのはここだけの秘密である。
『ツクヨミは物静かに自分の時間にふけるのが好きでな。
スサノオのあの凄まじい勢いはちと苦手なんじゃ』
なんか分かる。
リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。