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[ 読書の記録 ] 「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」 / 樋口耕太郎

最近(7/14)、読んだ本。

著者のTwitterをだいぶ前から一方的にフォローしてた縁があり、手に取ってみました。

前半は沖縄の良いところ/悪いところを県外出身者からの目線で書かれていて、沖縄出身の私としては、正直心がモヤモヤしながら読んでいました。しかし、後半にいくについれてモヤモヤが晴れていきました。

私も沖縄を出た一人です。理由は色々あるのですが、一番の理由は沖縄を外から見たかったからかもしれません。
今年で沖縄を離れて7年目になります。見えてきたのは、既存の様々な問題がさらに複雑化し、人々の分断が進む沖縄の姿でした。その姿を見て、私が学ぶ「教育」の力で、何かできることはないかと考えてきました。

この本で著者は、「これからの沖縄の生きる道」として『本土的な経済が、決して人を幸せにしない』と述べています。また、『現代社会の問題を根治的に治癒する「第三のデザイン」は、「人の関心に関心を注ぐ」こと、そして、「人が自分を愛することの手助け」を軸にした社会だということだ。』と。

これからの沖縄のために、自分がどう関わっていけるだろうか。何ができるだろうかと考えさせられる一冊です。

あー、著者の方とお話してみたい!


情報科学とプログラミングの教育に興味がある人の備忘録です。雑多な内容を記録していきます。