【マーケティングなんて言葉がなければ】


マーケティングという言葉の解釈や
その領域の定義には様々ありますが、
僕自身としては、
マーケティングの本質は

「誰かの幸せを真剣に考えること」

だと思っています。

その商品は、
どんな人の手に渡ると役に立つのか。

その広告は、
どんな人の目に止まると役に立つのか。

その精度をあげるためにフレームワークがあり、
その実効性を高めるために色々な手法がある。

と、思っているのですが、
マーケティングに関わる人たちはついつい、

「マーケティングらしいことをする」

ことにフォーカスしてしまい、
「何のために」が抜け落ちてしまうことがあります。

変な話、
「マーケティング」なんて言葉がなければ、
シンプルだったのではないか。

ましてや、「マーケティング」なんて
日本語に訳しようがない言葉だから、
抽象的だし解釈次第だし、
偉そうな感じになってしまう。

「マーケティング」と言う言葉、
あるいはそれに関する専門用語に
思考を絡め取られてしまって、
実際に生きている人のリアルな感覚から
離れていってしまうことがある。

どんなに大きなプロモーションでも、
それを受け取る相手は一人ひとり
生身の人間だということは、
忘れないようにしないといけない。

マーケターが世の中から
愛されて尊敬されるには、
絶対必要なことなんだと思う。

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