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【コロナバブルの熱狂の行方は?】 #今日の朝刊 気になる記事 2021/01/13

実体経済が改善する見立てなく株価が上がり続ける。
これがバブルっぽい感覚があっても、
それをどう説明するかによって、
「今後起きうること」の想定が変わりますね。
ピックアップ記事は、コロナバブルの仕組みの解説。

【今日のキーワード】コロナバブル

◆ 【FINANCIAL TIMES】コロナバブル 過去と相似


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68077810S1A110C2TCR000/

”こうした動きの背景には、莫大な額にのぼる
マネーが投資先をなかなかみつけられない
ことがある。
公開市場には、成長のチャンスがほとんどない。
伝統的なVC業界は有り余っている資金に
対応できず、近年はこれまでにない実験を
相次ぎ試している。
 その一つが、暗号通貨プロジェクトで作られた
デジタルトークン(権利証)、
つまりICOの販売による資金調達だ。
よくみられる、売り上げがない
ソフトウエア新興企業がICOで調達した資金は
合計200億ドルにのぼる。”

コロナ以降の相場がバブルであることを
とてもわかりやすく解説している。

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【政治・行政・外交】

◆ 【第4の革命 カーボンゼロ】新技術、定着させる役割


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68094980S1A110C2EE8000/

”海外では脱炭素に関するルール作りが
始まっている。例えば自動車分野では
欧州連合(EU)に排ガスの厳しい基準がある。
各国ともルールを通じて自国産業を
どうバックアップしていくかを考えている。
過去は労務費が安い海外に工場が出て行き、
産業の空洞化といわれたが、(ルール次第で)
今後は物理的にもものづくりができなくなる
可能性がある。”

厳しい規制はハードな部活のようなもの。
全国優勝を目指すにはハードな練習が必要だが、
単にハードワークをこなせば優勝できるかといえば
全くそんなことはない。
適切なサポートと組み合わせてこそ。
 
 


◆ トランプ氏ツイッター永久停止 民間の言論規制、欧で批判


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68096440S1A110C2FF8000/

”大統領を言論の場から締め出すほど
プラットフォーマーが影響力を強めたいま、
「国家権力から個人を守ることを前提にしてきた、
表現の自由を巡る従来の議論は時代遅れだ」
と慶応大の横大道聡教授は話す。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)も
「より明確な規制がバイデン次期政権と
米議会にとって優先課題とならざるをえない」
と指摘している。”

YouTubeまでトランプさんのアカウントを
停止したみたいですね。
まさかプラットフォーマーが個人の言論を
封殺するとはね。
アメリカは本当に社会実験的な出来事が起きる。
 
 


◆ EV製造 資源循環へ規制 EU、電池材料を再利用


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68096370S1A110C2FF8000/

”規制案によると、24年7月からEV用、
産業用の電池を対象に製造工程を含む
ライフサイクルで出るCO2の排出量の申告を
製造業者に義務付ける。
電池は生産段階でもCO2が出るためだ。
27年7月にはこれを強化して、ライフサイクル
全体で出るCO2の上限値を導入する。
これを守れなければ、EU市場で製品を
販売できなくなる見通しで、
企業は環境配慮の設計を求められる。
 またレアメタルの再利用に向けて、
27年1月にはEV電池などを対象に
コバルトやリチウム、ニッケルなどの原材料の
使用量を開示するよう求める。
30年からは再利用の割合の最低値を導入し、
製造業者に再利用の取り組みを促す。
携帯用の電池に関しては、
23年までに45%回収という現状の回収率目標を、
30年に70%に高める。”

EUはこういう規制的な法整備が早いのは、
それだけ政治に対する信任が厚いのだろうか。
このスピード感で物事を決められる理由が知りたい。
 
 


◆ 主要中銀、ESG加速 金利以外の政策手法探る


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68096800S1A110C2EE9000/

”中銀は08年の金融危機後、低金利政策や
銀行規制などで金融市場の立て直しを急いできた。
ただ、自由市場型の資本主義は、
経済格差の拡大や環境破壊などの問題を呼び起こし、
世界的に是正要求が高まる。
中銀が投資家や企業に同調してESG重視に動くのは、
資本主義のほころびに政策面で対処する必要が
強まっているからだ。
 中銀がグリーン債を購入しても気候変動を
直接是正できるわけではない。
地球温暖化や経済格差を是正するには、
財政や規制など政府の経済政策を
総動員する必要があり、
中銀はその補佐役にすぎない。
本業の金利政策は日米欧とも緩和余地を失って
身動きがとれず、環境対策や格差問題に
活躍の場を求めている側面もある。”

中銀がグリーン債の購入を進めるとなると、
一段と金融市場への具体的な介入度が増すし、
資金供給的な手法ばかりになると思うが。
今でも金余りで株が高騰しているのに、
ここから債権にまで資金供給して
本当に大丈夫なんだろうか。
 
 


◆ 護衛艦、最新型で省人化


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68095330S1A110C2PP8000/

”防衛省が省人型装備の開発に乗り出す背景に
少子化に伴う採用難で、自衛隊員の人数確保が
難しくなった事情がある。
特に近年負担が増す海自の人手不足は深刻だ。
高卒中心で任期3年の海自の「自衛官候補生」は
15年度以降5年連続で採用計画を下回った。
 防衛装備品の省人化や小型化は世界の流れだ。
20年に当時のエスパー米国防長官が、
45年に米海軍の艦艇数を現勢力より7割多い
500隻以上にすると発表した。
大型艦は減らし、小型艦や無人化した艦艇を増やす。”

流れとしてはこの流れなんだろうが、
行き着く先はやはりロボット戦争なのかな。
兵力が人間からロボットに置き換わるので、
防衛装備費はあがるけど、人件費は下がるか。
 
 
【経済・経営】
 


◆ 【経済教室】市場競争の意義 知識の独占、経済の活力奪う


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68071730S1A110C2KE8000/

”筆者らの調査結果から、既存の大企業への
知識集中とそれに伴う知識普及の衰退が
事業環境のダイナミズムを失わせる
重大な要因であることが判明した。
この結果は政策立案にとって大きな意味を持つ。
ここで最も重要なのは、競争とイノベーションを
刺激し最終的に事業環境を活性化させる政策は
何かということだ。”

無形資本の影響が強まっていると言われるが、
知識の独占=資本の独占という構図。
知財戦略について最近あまり話題を聞かないが、
それは日本が知財競争に食い込めていない
ということなのだろうか。
 
 
【社会・文化】
 
【技術・DX】

◆ 世界標準の自動運転OSへ


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68071200S1A110C2TL3000/

”GAFAと呼ばれる米巨大ITは資本力を武器に
スマホやSNSといった多くの市場を席巻するが、
目指しているのは様々な組織が力を合わせて、
皆で改良していく「自動運転の民主化」だ。
「小さな成功体験を積み重ねて世界を目指す」。
すべてを公開して皆でプラットフォームを
作っていくモデルは、GAFAの独壇場に
風穴を開けようとしている。”

GAFAがスタートアップを買収し
肥大化するモデルを採用しているのに対し、
対極をいく考え方なんだろうな。
リナックスって久しぶりに聞いたが、
思想はこうやって時代を超えていくのか。
 
 


◆ 「コロナ、DX7年加速」


https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68097160S1A110C2TJ2000/

”スマートフォンでは、韓国LG電子が世界初となる
「巻き取り型」の新型スマホを公開した。
 巻き取って収納できる特性を生かして
画面サイズを大きくできる。
5Gで動画サービスが広がると画面の大きさと
携帯性が重要な訴求点となる。
これまで「折り畳み型スマホ」を展開してきたが、
巻き取り型が新機軸になる可能性がある。”

この構造だと、自分の好みの画面サイズに
調整できたりするのかな。
紙の持つ物理的な柔軟性をディスプレイでも
追求していると言える。
 
 
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