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国際協力師になりたかった話①〜きっかけ編〜

こんにちは!

今回の記事からいくつかに分けて、私が国際協力師になりたかった頃の話を記録しようと思います。(現在、国際協力師として活躍されている方や、今後活躍を目指している方を批判するつもりではありません。国際協力の道を目指していた女子大生の一体験談として読んでいただきたいです。)

私は幼稚園児の頃から大学2年生までの約15年間、国際協力の道に憧れていましたが、いろいろな経験を通して今は別の道に進むことに決めました。その経緯のお話として、今回は「きっかけ編」をお届けします。

今から約16年前、当時の私は4歳で幼稚園の年中さんの年でした。いとこがフィリピンに住んでいる関係で、人生初めての海外、フィリピンを訪れました。

人生初の海外旅行とは言え、16年も前の思い出なのでほとんど覚えていませんが、ずっと頭の中から色褪せない場面があります。

それは、平日の昼間(日本で私が幼稚園に行っている時間)に、当時の私と同い年くらいの子どもたちがいとこの家の扉をコンコンとノックし、「車磨くから、お金ちょうだい。」「床を掃除するから、お金をちょうだい。」と尋ねてきた場面です。

インターネットで世界中の様子がわかる時代を生きている現在の私が、当時と同じ経験をしてもそこまでの衝撃はなかったと思います。しかし、まだ4歳の私は日本の外の世界を初めて知り、ものすごい衝撃を受けたのです。

コンビニやスーパーの前で、通りかかる人に手を差し出して構えている子たちの光景もよく覚えています。

現在は法律も改正され、ストリートチルドレンの子の数は大幅に減っていますが、当時、私が訪れていたフィリピンの首都であるマニラは世界で一番ストリートチルドレンが多いエリアと言われていました。

16年前にストリートチルドレンの存在を知ったこの出来事が、私が国際協力師になりたいと思ったきっかけです。

そこから年を重ね、世界にはあらゆる格差が存在していることを知り、ますます国際協力の道への憧れが高まっていました。「JICAや国連のスタッフになりたい」という思いで、国際高校へ進学し、国際開発系の学習に特化した大学を選び進学しました。

ここまでが私が国際協力の道を目指すようになったきっかけのお話です。

次回の記事では、私の人生初めての海外ボランティアのお話をします。


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