リスキーすぎた就活(総合デベロッパー)
僕の就活は、結果だけみれば良かったがちょっとリスキーな就活だったかもしれないと思う。最終的には自分が行きたかった総合デベロッパーに行くことができたが、その道のりは正直、他の内定者の中でもなかなか怠惰だったと思う。
僕の就活は6月から始めた。正直、全然行う気がなかったがコロナ禍で暇だったことや周りの仲間がやり始めていたことなど多くの外的要因が無理やり自分を就活の道へ押してくれた。そんなぬるっとした就職活動の始まりだった。最初始めたことは、ガクチカを書くことだった。ガクチカを書くにあたってとにかく陸上部での活動を振り返った。自分が今までどんなことをなんのためにしてきたのか様々な点を考えた。なんとか、ESを書くまでに成長したのは7月。6月に適当に書いて出したメガバンクや食品メーカーなどは全てESで落ちた。7月では、Webテストの勉強は一度もせず友達と一緒にやってなんとか乗り切っていた。《自分は学力は特に自信がない。なんていったって、今まで高校・大学と推薦で乗り切ってきたからだ。Webテストの国語は友達とやらないと多分一個も受かってなかったんじゃないかと今でも思う》
夏のインターンは結局8個行かせてもらった。そこで出会ったのが自分の内定先である。実は内定先のインターンを受けようと思った理由は、「友達が受けるから僕も受けよう」ただそれだけの理由で自分は総合デベロッパー業界を微塵も知らなかった。何をしているのか、どんな仕事内容なのかわからず、HPを見てESを書いた。本当に奇跡的に受かったと思っている。
夏のインターンシップをやり切ったのが9月中旬。自分は満足しまくっていた。僕の堕落就活生としてのファーストキャリアを切った時期だった。ちょうど部活が再開し、部活を言い訳に就活を全く行わなくなった。夏に周りの子よりは正直少し有名どころな企業インターンに参加したことで余裕をぶっこいていた。この時期、本当は①夏のインターンシップの反省を踏まえ秋以降どのようなスケジュールで就活を行なっていくのか・②自分の就職活動の軸を細分化し秋以降のインターンに向けて志望動機をより詳細にすることが求められる。が、自分は何もやっていない。完全に周りの就活生と差が開いた時期だったと思う。結局、9月から11月中旬まで就活をしていない。この時期に何をしていたかというと、部活と麻雀とゲームしかしていない。
さて、11月下旬になり、冬季インターンシップのエントリーと早期選考の本選考が始まった。実にESを書くのは7月ぶりだ。自分は、何を思ったのか総合デベロッパーしかいかないと頑固になり7社しか出していない。早期選考の面接を着々とこなしながら、どうやったら総合デベロッパーに入社できるか方法を1番模索した時期だった。12月になり始めて社員訪問(OB訪問)を行った。この社員訪問で驚愕したことがあった。自分が12月に社員訪問で訪問した社員さんはすでに30人程度就活生と喋ったと言っていた。総合デベロッパーの内定者はAve30ー40人程度で、12月時点で1社員さんあたり30人見ている。登録社員さんが70人程度いらっしゃったので、おおよそ全体で2100回社員訪問を行っている可能性があることを知った。にも関わらず、自分は初めての社員訪問であり、この時点でかなりの遅れを悟った。
長くなるので、本選考・早期選考は割愛するが最後に内定者Aの話をしたい。Aは社員訪問に15人、東京の物件を全て視察した子がいた。一方で自分は社員訪問3人、京都の物件を1つ見たが覚えていることは餃子が美味しかったことくらいで物件のことはあまり覚えていない。Aは、本選考で御社を受けるために面接練習として5社しっかり練習をし万全の体制で最終面接を受けた。自分は、本選考期間4−6月まで御社の面接3回のみ・最終面接では初めての対面面接を行い非常に緊張した。確かに、Aに比べて僕は客観的に見たらコスパの良い就活を行なっていて同じ内定者となることができた。しかし、内定した今だからこそ、今後40年の人生を担う人生の分岐点に対し非常に楽観的だったと思う。もしも自分は落ちてAは受かるとしたらそれは普通であり、自分は今頃、抑えだと思っていた早期内定先行きたくないと喚いていたことだろう。まさに、負け犬だったかもしれない。
最後に①仲間を大切にすること②就活をやり切る、この2つは是非とも伝えたい。僕は就活中、本当に運と仲間に恵まれたと思う。実は陸上部には1年生時、陸上部に所属しておらず、だらけた大学生活を送っていた。2年生時から部活に入部したことで仲間に出会い、仲間の縁で何故か総合デベロッパーに入社し、いい人事の社員さんに出会い、そしてあっという間に就活を終えていた。もっとやれたこと、がんばれたことたくさんあった就活だったと今だから言える。今、自分ができることは、たくさん助けていただいた分、助け返すことなのかなと思っている。
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