地方の限界大学生

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いつか救いにきてくれとはもう言わないけど、人生最後に会う君が誰のものでもないといいな

    • 水の研究①私と水の出会い【スイミング】

      紆余曲折あり、学部研究で「水」の研究をすることになった。 大学院試験の書類や書いた「学部研究の目的」から、友達に冗談半分でこぼした「夏だし冷涼感あってよくね?」まで、地に足のつかぬ理由だけを並べている日々。まだ研究の「け」どころか、子音の「k」の音さえも出せていない。 とにかくは、「水」について考える時間を増やすことにする。ただ考えるだけでは、まさに流水の如く右から左へ流れていってしまうから、noteに書き残す。 気が向いたらやる、がモットーの私の、備忘録である。 スイ

      • アンチ夏ヒス構文

        夏、好きだったよ。けどもう、夏、きみとの付き合い方を考えていかなければならないよ。私もうきみに何年も裏切られ続けていることに気づいてるよ。 新しい浴衣を買ってから5年経つけどまだ一度も着ていないよね。私だって浴衣も水着も着たいのに、夏はひとりの私を絶対に受け入れてくれないよね。 夏ってさ、いつもそういうところがあるよね。冬はさ、「クリぼっち」という言葉でなんとなく肯定されていた気がしたんだよ。ひとりぶんのケーキ買っていつもより少し自炊を頑張って、ひとりでもそれなりにクリスマ

        • 大人たちが大学に行けといったから行ったけれど大学に行かなくても幸せに生きていけるとわかっている

          大人たちが大学に行けといったから行ったけれど、大学に入って気づいたことは、大学に行かなくても幸せに生きていけるということ。 私が大学に通っている間に、学び損ねたものがある。ファンデーションの選び方も髪の巻き方もわからない。互いの将来のことを腹を割って話せるような恋人もいない。 来年から大学院に通うことが決まった。でもそれで将来安泰かといえば全くそう思わない。高校卒業後すぐに就職して、今、22歳の人生の次のフェーズとして、恋人との将来について考え始めている同級生たちのほうが、よ

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          2つからひとつを選ぶときに、選ばれなかったほうに同情する。 白のサンダルを履いた私なら、君に選ばれたのかな

          2つからひとつを選ぶときに、選ばれなかったほうに同情する。 白のサンダルを履いた私なら、君に選ばれたのかな

          とりとめのない殴り書きを見せることは膝丈のスカートで校内を歩くことよりもハードルが高かったよ

          とりとめのない殴り書きを見せることは膝丈のスカートで校内を歩くことよりもハードルが高かったよ

          捻じ曲げた運命の先で君にまた会いたくてわざと道を外れる

          捻じ曲げた運命の先で君にまた会いたくてわざと道を外れる

          脳の底から君を引っ張り出して反芻する

          脳の底から君を引っ張り出して反芻する

          ショートケーキのいちごを最後まで取っておく性格のせいでついに君の襟足に触れなかった

          ショートケーキのいちごを最後まで取っておく性格のせいでついに君の襟足に触れなかった

          カツカツの予定を組むんじゃなくて、また来ようねが言える余裕がほしい

          カツカツの予定を組むんじゃなくて、また来ようねが言える余裕がほしい

          知らないほうがいいことを知らないまま幸せでいたい

          知らないほうがいいことを知らないまま幸せでいたい

          欲しいものって永遠にあるよねって話を永遠にしてる

          欲しいものって永遠にあるよねって話を永遠にしてる

          帰りたくなくて眠れなかった。とっくに夢の中にいた彼女が、寝言で私の名前を言っていて可愛かった。楽しかったね。また会いに行くね。

          帰りたくなくて眠れなかった。とっくに夢の中にいた彼女が、寝言で私の名前を言っていて可愛かった。楽しかったね。また会いに行くね。

          半径80キロメートル以内に19年分を知ってる人が1人もいない場所で生きてる私たち

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          初めて出会ったときのことを思い出した。夢の中に落としてきてしまわないようにメモをしてる

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          いっぱい食べて褒められることってもうないんだ

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