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作りたい場所の話

「あの頃の自分を少しでも満たしてあげたい。」
心に漂うこれが強烈にくるタイミングが、ちょこちょこあるんだけど、
今はほんのり目をそらして逃げている。

あんまり強くもないし、初期衝動を簡単に忘れてしまう。
逃げたい何かばかり見つめて、思考停止に陥ってしまう。
そんな自分だからこそ、たまにこうして乱文を書く。

強くない人がやるからこそ、出来ることをしたい。
だから見え透いた「君は君のままでいい。」みたいな言葉は
あまり言うつもりもない。
めちゃくちゃ弱い状態なら受け入れられるかわかんないから。
みんな助けられるとも思っていないし、知らないうちにたくさんの人を傷つけちゃうかもなと思っている。

けども、それでも、誰かが息をすることのできる空間を作りたいと思っている。
目の前にある色んな問題の根源は「寂しさ」みたいな物に収束すると考えていて、それって所属することや、行きつけを作って、誰かに自分が個として見えている場所を作るだけでも少し満たせると思うから。

それってどこでもいいんだけど、清潔な空間からつながる世界は清潔な世界との同調のような気がして、少しの不安を覚えるんだ。そこにいる人が優しくて安心感があってもね。
少なくとも清潔な空間で息をするには何者かを目指す必要がありそうだ。

生きやすさはその清潔感の先にあるのも事実だけども、
生きやすさと、自分らしさを共存させるには何者でもいい空間が
めちゃくちゃ重要だと考えてる。

僕を助けてくれたインターネットもそんな感じがあるけど、
どうしても目の前の息をしている人間の影響力には敵わなくて、
しびれるくらいに無力さを感じたんだよ。
だからリアルなスペースにこだわりたい。

生きやすい社会性のための変化じゃなくて、
何者でいてもいい自分の居場所
個が個であることを強化できる空間でありたい。

個人的な空間に入る事はとても勇気のいること。
相手の社会性に合わせた清潔な個である必要があるからじゃないかと思う。
来てくれた人が悩むのなら、「君は君のままでいい」ではなく、「君が何者でも構わない」と声をかけたいと思っている。
どこかへ行くのに何者かでいなくちゃいけないと思ってる人の不安は取り除きたい。

あんまり強くない人間がこんな事を考えて、なんかやろうとしてるんだぜって事がめちゃくちゃ重要だと思うんだ。
だからこんな弱い言葉を力強く残しておきたい。
弱い人間が立ち上がる事のきっかけの一つになれるように。

もう一度ちょっと奮い立ったぞ。やることやろう。

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