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モルの書きはじめ

「てんびん座」のはじまり、はじまり。
ちょーのくんと交互に連載していくこのマガジン、恐れ多くもわたくしめが最初の火蓋を切らせてもらいます。

と、本題に入る前に、このマガジンのヘッダー写真の話を。
この「てんびん座」マガジンにまだ名前もついていない頃、作戦会議をしようじゃないかと集まった僕たち。その日に僕はカメラを持ってきた。愛用のフィルムカメラと、重たくて持ち運びづらい本格的な三脚である。小生意気でしょう。

ちょーのくんの職場が長崎駅前ということもあり、ははーん、歩道橋があるじゃないの、と彼を外に連れ出した。陽も出てるし、なんか良い感じに撮れる予感がする。通行人の邪魔にならない場所でカメラをセッティングし、いざシャッターをカシャリ!……と思ったら、タイマー機能が効かなくなっていた…。くそ〜、これだから古いカメラは…!と、いうわけで、直接シャッターを切って自撮りした結果があの画角です(笑)今後あの近め自撮りヘッダーもちょこちょこ変わるかもしれないので、こっそり楽しみにしていてください。

さて、寄り道はこれくらいにして、本題。
なんだか無性に「エッセイ」なるものを書いてみたくて、noteを使ってみることに。しかし考えてみると、はて、エッセイとは何だろう?なんか、おしゃれでポエミーなやつだろうか。確かにそういう類の創作文章をさらっと書けたら、知的でユーモアがあって素敵だと思う。だけど、まだしっくりは来ていないのが正直なところ。僕もエッセイなるものを書いてみたい!

そうして声を掛けたのが、ちょーのくんです。彼も多分、エッセイなるものは好物だと踏んでいる。YouTubeでお笑い芸人のコンビ結成秘話トークを聴くことにハマっている僕は、そうだ、コンビを組もう!と、思い至ったわけだ。マイブームに影響されやすいタイプだと自覚しています。

そんな彼と、歩道橋で仲良し自撮りを終えて何を話したかというと、それぞれの「書きはじめ」を聴き合った。なんで言葉で表現するのが好きなの?いつから慣れ親しんでいたの?という具合に。

僕の書きはじめは、小学校時代の連絡帳に書く日記だった。毎日家で宿題をした後に、1日の出来事を書き綴る。その日のハイライトを、いかにドラマチックに、先生にクスッと笑ってもらえるにはどう書けばよいか。周りの友達は2、3行で適当に済ませている中、時には枠外にはみ出しながらびっしり書いて提出する。「読んでもらえる」ことが楽しかったのだ。

それから、中学・高校時代と続けたブログは、当時の思春期の僕を支えるサードプレイスだった。学校の仲の良い友達数人には教えていたが、基本的には匿名で、名前も顔も知らないPC画面の向こう側にいる人たちとコミュニケーションを取っていた。友達や家族に話しづらい恋の悩みも、ここなら吐き出せる。読んでもらえる。あれが心の拠り所だったんだなと、今になってしみじみ。

このマガジンは自己啓発でもないし、読んでも勉強にはならない。だけど、面白いことをやって人を笑わせるのがお笑い芸人ならば、読み物を書いて人を楽しませるのがエッセイなのだろうか。

ちょーのくんの書きはじめは何ですか?

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