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どうして正社員にならないんですか?

ごきげんよう、ナガセです。

ここ最近よく聞かれる

「どうして正社員にならないんですか?」
「読みまくって適当なタイミングで尊厳死をするために、極力契約や約束をしないで生きていきたいから」
多分、質問をしてきた人の希望している答えとは違うのだろう。
大体はそこで反応がなくなる。

まず、いつまで(極論、明日)健康でいられるかどうかもようわからんのに、そんなに長生きしたくない。
だからFIREだとか不労所得だとか、そんな話じゃないんである。
保険金がどっさり降りてうっかり生き残ったって、元の体にはなれない。
生きてりゃ幸せな気持ちになる確率は高くなるだろうが、明日のわたしがそれを得たいかは別だ。

そして今すぐのことで言えば、働きたくないのである。
かといって、養われたくはない。
年齢一桁でもないのに、生殺与奪の権利を他人に奪われている場合じゃない。
天秤にかけて働くほうがマシなだけだ。

なんだって、聞いてきた相手が望む答えを返さなあかんのや。

約束をしないとは、不誠実なのか

最近再読している本のとあるエピソードがきっかけで、考えている。
大層身も蓋もないお話だが、絶対に子供が出来ないようにするには一切性行為をしないことだ。
W不倫にならないようにするには、結婚していなければ良い(これはあくまでも自分側のみの立場の話としての意味でだ)。
そして同様に絶対に約束を破らないには、そもそも約束をしなければ良い。

大人だったら、全部選べる。

そして、そもそも幸せにならないといけないんだろうか

唐突に引っ張り出すが、国民の義務は3つある。

  1. 教育(を受けさせる)義務

  2. 納税の義務

  3. 勤労の義務

(引用元は言うまでもなく日本国憲法)

そんでもって、同じく日本国憲法13条では「公共の福祉に反しない限り」で生命、自由及び幸福追求に対する権利がある。
同25条では「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」がある。

でも、権利だ。
公共の福祉に配慮して幸福を追求することも、健康で文化的な最低限度の生活を営むことも、全く義務じゃない。

しかし、幸福はそこそこでいいですっていうのは、多分贅沢なんである

だって、はぁ可哀想だねと不幸でいるか、上を見たらきりがないのでとそこそこの幸福でいるかを選べる立場にいるってことだから。
選択肢がある時点で、すでに適度な幸福なんだと思う。

定価で買ったスカートがセール品になっていることを悔しがることが出来るのも、そもそも定価で買える財力があるからである。
定価であっても買う・買わないを選べる立場でなければ、悔しがる未来は発生さえもしないのだ。

例えば今月がめちゃくちゃ忙しいとしても、来月以降も全く変わらずにずっと同じ忙しさでい続けることは、望んでも無理なことだと何となく分かっている。

一つの出来事に対して、自分以外の人間や生き物がいる時点で、結果に向かう要因が複雑になる

複雑になるということは、すなわち自分だけで制御できないということだ。
つまり、制御できない=自分の意思だけでは選べない状況になる。

選べないのに、世の中の何もかもは
「自己肯定感をあげなくちゃ」
「幸福でいなくちゃ」
「アーリーリタイアしなきゃ」
「ペアでいなくちゃ」
と煽りに来る。

どれもやりたくない。
「できればムカつかずに生きたい」なんて響きの良いタイトルから引用するわけなじゃないけど、わたしの幸福は極力先述の「結果に向かう要因」を減らすことなのだと思う。

同じ贅沢なら

「はー、今日のあたし可哀想〜〜〜」って真夜中にアイスクリームを掬ったり、「いやー、これできちゃう天才だからしゃーないな」ってお日様の下でおにぎり頬張ったりしてたい。
文章で誰かが喜んでくれればそれは嬉しいけれど、義務にしたくない。
ていうか、どれもこれも義務にしたくない。
明日息止まるかもしれんし、目が開かないかもしれんし。

愛想笑いもギャン泣きも幸せも不幸も、どうせ選べないっていうなら日替わりが良い。
そんでできれば、面白いものが書きたい。

ま、こういうことが書ける時点ですんごい幸せな身分だと思うんですけどね。
書かないと吐くなんて言っている時点でのんきなんだよ、大概。
よかったね、ナガセくん。

じゃ、今日はこんなところで。


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