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【映画】IT/イット "それ"が見えたら、終わり。【ホラー】

今回見た映画は2017年版のITです。マジで怖かったですがそれだけで終わる映画ではありませんでした。ヒトラーの映画を見ようと思って忘れていたわけではありません。

僕は事前情報というか知識が全くなかったんですが、当時見に行ったクラスメイトから「かなり怖かった」と聞かされていたのでよほど怖いんだろうなと思っていました。

が、確かに怖いのは怖いけど残る感情それだけ?と見てから感じましたね。

その話も追ってしようと思いますが、そのクラスメイトがいかに薄っぺらいクソ野郎だったかに気づいてしまいました...ネタバレを避けられるほど賢い人間ではないので、本気で何も考えずに見てたんですね。

逆に言えば去年流行ったのはストーリーも良かったからだと僕は思っています。叫び声をあげるだけの映画に興味がない人でも楽しめるかな。

映画館で上映されていた時には金欠だったので見に行けませんでしたが今なら見ることができます。そう、NETFLIXならね。

日本でピエロってそんなに見ない気がしますね。ホラー映画のピエロしかいないのでは?

あらすじ

子供の失踪事件が相次ぐ田舎町で、いじめられっ子の少年達は見えるはずのないものを見てしまう。"それ"は、少年達を得体の知れない恐怖の渦へと引きずり込む…。(NETFLIX)

ペニーワイズが怖い

ペニーワイズというのはピエロのことです。オフィシャルトレーラーの子供が連れ去られるシーンがいきなり怖かった...

(雨×折り紙×子供=ヘビーレインを思い出す)

1990年版と同じシーンですかね。僕でさえこのシーンは見たことありました。一度みたらなかなか忘れられるものではありません。

しかもこのピエロどこにでもいます。神出鬼没とはまさにこのこと。おや?と思った時にはもうどこかにいます。ストーカーかな?

個人的に何かの思想をもって動いているのでなく、言ってしまえば愉快犯なホラーは本当に怖いです。ペニーワイズは悪魔ということになっていますが、リアルの人間でもこういう人がいると思うと...

ホラーだけじゃないITの本質

正しく伝わるかわかりませんが、すごくわかりやすく言えばこの映画はヒューマンドラマです。「靴職人と魔法のミシン」をみたよーってエントリーを書きましたがあれに近いかなと思います。ファンタジーヒューマンドラマ。

もちろんホラーとして楽しむこともできますが、主役はいじめられっ子の集い「losers」です。

彼らもさえない奴らで上級生にいじめられています。ちょっと度が過ぎている気がしますが、おそらく現実はそんなレベルじゃないんでしょうね。そっちの方がホラーだ。

そんなlosersが一念発起して激ヤバピエロと対峙し成長する物語です。少なくとも僕にはそう思えました。後半はlosers対ピエロのアクションサスペンスです。

子供のころはホラーをみると寝られなくなったりしたものですがそういった恐怖をまた味わうことができるとは思ってなかったので非常に楽しめました。

それに、現代(時代設定は比較的昔ではありますが)の子供たちに降りかかる問題によくよく気づかされる作品です。僕も最近までその一人だったわけですが誰かとちょっと違う子供に降りかかる困難はどうにかしないといけません。そしてそれを解決できるのは友達です。losersの親は概してろくでもなかったですし。

薄っぺらクソ野郎君がこの映画を見て「怖かったwww」としか言えない、というのが現実なんですけどね。

続編が来年公開されるみたいなんでかなり楽しみにしております。

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