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秦基博「トラノコ」〜歌詞感想を徒然と〜

2012年
カンロ健康喉飴のテーマ曲

至極シンプルなコードで弾き語りにはぴったりな、スッと耳に入ってくる可愛い曲です。
夏の夕暮れとかに聴くとエモくなるかも?

PVがあるけど、これまた可愛い

んで「トラノコ」ってのは
虎は自分の子をとても大切に可愛がることから、「秘蔵の宝物」とかの意味で使われる御言葉。


たしかにこの主人公は、メロディーも相まって、相手をとてもとても大切にしてる感があります。


歌詞は

『また嘘をついてしまう。 嫌われたくなくてお茶を濁してしまうんだ。トマトも嫌いだし、サーフィンなんて出来ないし、いつまでたっても距離は縮まんない。』

なんとまぁ可愛いらしい。

きっと食べ物や趣味の話になった時、好かれようと咄嗟に嘘をついてしまって、振り返ってしょぼんとしてる感じ。

この曲、可愛いメロディーに可愛い歌詞、でも恋に悩む人の背中をグッと押してくれる様な箇所が何箇所かあるのです。

1番目のサビ前
『想ってるばっかじゃ始まらないんだ。
何も伝えてないのと同じだろう。』

たしかに。
愛情も感謝も、想ってるだけじゃ伝わりにくいし、行動も大事だけど、やっぱり言葉が嬉しいもんね。

2番目のサビ前
『格好つけたいっていう、格好悪さなんて、格好よくサッと捨て去りたいな。』

金八先生は
「裸になった人間はそれだけ強くなれるんだ」
なんて言ったりもするけど、プライドを捨てるにもプライドが必要だから、それをこんな言葉遊びの様に表現していて流石です。

これも2番目のサビ前

『想ってるソレを、飾らないアレでうまく伝えなくたって良いんだよ』
代名詞を使った言葉遊び。
代名詞使うとなんかお洒落に聴こえちゃうのは小生だけではないはず。

そして3番目のサビ前
『迷ってるばっかじゃ進まないんだ。あとは伝える勇気だ。分かってる。』

全部、告白をする勇気をもらえる歌詞ですね。
そして、
タイトルの「トラノコ」が掛かってる部分、

『たった2文字がなんで、すっと口から出ない。いまひとつ踏み出せない。虎穴の外で何も得ずのままこと流れ主義』

この曲の主人公の自己分析。

軽い自己嫌悪?にもなりながらも「スキ」の言葉を伝えようと頑張る主人公。

秦基博様の、鋼の様でガラスの様な美しい歌声で歌われるこの曲、
恋に悩む子羊ちゃん(男女問わず)
に是非聴いていただきたいですね。

「トラノコ」を手に入れよう。


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