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松任谷由実 「心ほどいて」〜歌詞感想を徒然と〜

1989年


ピアノのイントロ、昨今の卒業ソングにありがちなメロディなんですが、
1989年の曲だから卒業ソングの大半がこの曲にインスパイア受けてると言っても過言ではないです。
イントロ後、なかなかインパクトでかいリズム隊の入場
ドラムは詳しくないですが、
余白の部分に無理矢理音を追加しようとせず、ひっそり重厚感を出す様に叩いてる印象があります。
きっと歌詞の世界観がすんなり入ってくる様なアレンジなんでしょう。(個人の見解です)

なによりこの曲は歌詞がすごい。
まぁユーミンなので基本的に歌詞が天才的。

まず、曲冒頭から
「そして ヴェールを上げて 彼と向かい合う時
あなたが遅れて 席に着くのが分かった」
って始まります
曲入り部分なのに「そして」ってゆう接続詞から入るのはくりびつてんぎょうです。

歌詞を簡単にまとめると
「大学生時代にお互い好きだったけど、仲良かったけど、お互い気付いてたけど、言えずに社会人になり、女のあたしは安定を選び全然違う人との結婚を選んだ。でもあなたはそんな私の嘘を全部分かってるはず、それをあなたは1人で受け止めて離れていくのね」

なんともまぁ女の人の身勝手な話でもありますが
これこそトレンディードラマです。


YouTubeにはこの曲を主題歌にしたトレンディー映画『波の数だけ抱きしめて』に載せて「心ほどいて」を流してる動画あります。
織田裕二の切ない顔芸に酔いしれてみてください。
「結婚式での切ない拍手担当は織田裕二の右に出る者がいないな。」
と思わせてくれます。


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