見出し画像

誰でも作詞家になれるけど、ずっと作詞家でいるのは難しい

 最初に宣伝。8月に作詞で楽曲制作に関わった曲がリリースされました。スターダストのダンスボーカルグループBUDDiiSが歌う "RISE IN LOVE" です。ぜひ聞いてください。

 ちょうどこの楽曲リリースの頃に、この曲の前にリリースした楽曲の契約書が届き、署名をして返送しました。アメリカ在住作家のもとへ、契約書を郵送して頂くのも恐縮ですが、ハンコ文化はそう簡単にはなくならないでしょうね。(良し悪しあると思います。)
 私は作詞家デビュー曲のリリースが2014年8月だったので、この8月で作詞家活動8年になりました。少しづつだけれど契約書の数も増えてきたなあ…なんて思いつつ、まだまだまだです。だけど今日は、作詞家について考えてみようかなと思います。

 作詞家って、ライセンスが必要なわけではないので誰でもなれます。この手の職業は、名乗ったもん勝ちです。『私は作詞家です。』と言えば、誰でも作詞家。言葉がわかれば特別な知識や技術が必要なわけでもないですから、人生で1回くらいは作詞をしたことがあるという人も結構いるんじゃないでしょうか。作詞家になるハードルは低いと思います。ただ、作詞ができても、自分が作詞家と名乗るかどうかは・・・たぶん自分の意志によるでしょう。秋元康さんだって、プロデューサーではなく、作詞家と名乗っていらっしゃいます。自分がどうあろうとするかが大事なんですよね。

 作詞家を目指す人は、いつの時代も一定数いると思います。このnoteを読んでいる方で、作詞家になろうとしている方もいるかもしれません。私は作詞講座も受けたことがありますから、作家デビュー前から作詞仲間がいます。確かに作詞を通じて知り合った人はけっこういるのです。でも、ずっと作詞をしている人は案外少ないです。一度は作詞家デビューを志したものの、途中でやめてしまった人もたくさんいます。デビューはしたけど今は書かなくなってしまった人、前のようにはたくさん書かなくなった人など、いろんな人を見てきました。人生にはいろんな出来事がありますから、タイミングが悪かったり、自分の熱意が他へそれてしまったりするのでしょう。本当に人それぞれです。

 そんな中で、最初は箸にも棒にも引っかからないような、誰からも見出されはしないような、はっきり言って下手な方に分類されるような歌詞を書いていた私が、いまだに作詞をしているのです。これについては、継続は力なりを体現していると思っています。人よりたくさん書いたことが、今の作詞家としての自分を作っていると思っています。別に自分の存在を認めてほしかったり、ひけらかそうとしているのではありません。底辺にいる作詞家ですが、それでも継続することは大切だと本当に思っています。もちろん、作詞に限ったことではないですけどね。

 とりあえずは、作詞家10周年に向けて、改めてがんばらないと!と気持ちを引き締めたという独り言です。

 だから、結果が出ず鬱々としている人には、改めて『継続は力なり』と伝えたいです。でも続けるかやめるか迷っているなら、やめてももっと楽しいことはあるよ!と言いたい。作詞は楽しいけど、楽しいばかりでもないからね。

#作詞 #作詞家

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?