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#02 ONE OK ROCK「EYE OF THE STORM JAPAN TOUR」@代々木第一体育館 2020/1/29

今年2本目のライブはワンオク。
改装後初の代々木第一体育館(地下の岡本太郎のオブジェが残っていて良かった)

代々木はtakaの地元らしく、とても盛り上がるライブを繰り広げてくれた。
本編はとてもよかったんだけど、この日の一番の出来事はアンコール。

(以下、「」内の言葉は私の記憶によるものです。言ってることは、ズレてないと思いますが、ニュアンスなど完全にこの言葉を話したわけではないことは御了承ください、、、)

「ケータイ取り出して。」とtakaが。

みんなライトを照らしてっていうのかなと思ったら、次の一言が、、

「撮って良いよ。インスタ上げてくれ。ルールは破るためにある。」

そして始まった曲が Stand Out Fit In

ところが、今までのライブと明かに様子が違う。サークルモッシュ、ダイブしまくってたアリーナのほとんどの人がスマホを握りしめて動画撮影している。もちろんスタンド席も。
明らかに盛り上がってない。takaが煽っても、撮影に夢中で、微動だにしない観客。
こんなに雰囲気一変するんだと思わされた。

そして、曲が終わり、takaのMC。
「(撮影禁止の理由として知られる)権利はどうだって良い。俺らが曲作って、俺らが演奏してるんだから」
「けど、カメラ出して撮ったらみんな止まる。カメラ越しに見られたらこっちもテンション下がる。そうしたら良いライブが2度と見れなくなる」

「カメラで撮るなとは言わない。でも撮るならちゃんと盛り上がって撮ってくれ」

「アーティストに敬意を。アーティストにしっかりぶつかって来い。それができる奴だけ撮っていい」

そして、最後の曲、完全感覚Dreamer。

スマホを掲げる人は明らかに減って、代々木体育館は、今この時間を楽しむことを一番に考える人だけになった。
ライブで観客が撮影することの良し悪しをこんな形で理解させてくれる人って知る限り初めてだ。

僕らは何をしにライブに行くのか。
そのときの見方がアーティストの表現にどんな影響を与えているか。

これからもアーティストに良いフィードバックができるようにライブに行こう。

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