【3人育児日記】~男性にとっての「育休取得」は結構ストレスフルなのかも?②~
お互いの”思考癖”を見える化することの重要性
2カ月間の育休取得を決めたものの、なーんか不安そうな旦那氏。
「育休って、ほんとに2カ月必要かな?」
「育休とはいえ、1か月目ってあなたも実家だし長女ちゃんも保育園だし、俺何して過ごそうかな…」
「平日実家に行った時、何できたらいいかな?」
などなど、話し合いの結果2カ月間の育休取得を決めたあとも、度々不安そうに「何する?どうする?」と投げかけてくる旦那氏。
私からすると、
「日中は長女ちゃんの夜ご飯のレパートリー増やす勉強とか!」
「双子ちゃんのセルフねんねのシミュレーションとか!」
「それこそ積読してた本を読みあさるとか!」
「2か月目以降に向けて寝ててもええやん!ジムも行ったらええやん!」
「それこそ副業でも始めちゃう!?」
とか思っていたのですが、どうやらそういう問題でもないらしい。笑
「育休」という制度を使って仕事を休んでいるのだから、
・育児に関する「何か」を行動として起こさねばならぬ
・妻の助けにならなければならぬ
・ただインプットは仕事目的なら出来るけどそれ以外は難しい
というのが旦那氏の頭の中にあった模様。
(えらい、えらすぎる。せっかくの休みだ~♪本でも読も★となっていた私とは大違いw)
出産前後を想定したFamily Bookをつくってみた。
双子出産後、具体的に何が起きて、どんな対応が必要になってくるのかが可視化された方が安心する、と言ってくれたので、お互いが感じていること・見えていることを景色合わせするマニュアル?みたいなものを作成してみた。
結果、けっこういい感じに機能してくれた気がする。
意識したのは、「誰が何をやるか」よりも「どんなことが想定されるか」をお互いの目線から書き込めるようにしたこと。
私と旦那氏は思考癖がまったく違う。
私はどちらかというと「なんくるないさ~♪やってみながら学ぼう」タイプ。
旦那氏は「目的と役割、想定事項を事前に把握して着実に進めたい」タイプ。
お互いが願っていること・不安に思っていること、得意なこと・不得意なことも全然違う。
だからこそ、役割分担の前にお互いの思考・感情がどう動いているのかを共有しあうことが大切かな~と思い、まずはワークシートを4枚作ってみた。
全体の目次はこんな感じ。
向き合っているのは同じ「出産・育児」でも、抱えている不安はお互いに全然ちがう。
長女を寝かしつけた後、ワークシート4枚に取り組んでみる。
一番面白かったのは、「ビジョン・理想は全然思い浮かばない…」と全く筆が進んでいなかった旦那氏が、困難と対応策の項目に移った途端に書くスピードと量が3倍になったこと笑
仕事柄もあるかもしれないけれど、どちらかというとビジョンの方が書きやすい私からすると、この思考の違いが見えただけでも面白い😂
ワークシートの狙いは「お互いが何を願っていて、何を不安に思っているのかを見える化する。そして対応策を考える」ことなので、「え、それが不安なの!?」などの感情はいったん置いておいて、全部出しきっていくことが大事。
結果、私よりも相当な不安を抱えていた旦那氏。笑
「自分の時間を取れないんじゃないか」
「夜泣き対応で寝られなくなったら体調崩すかもしれない」
「負担が全部妻に行ったらいったで、自分の存在価値を感じなくなるかも」
などなど、出てくる出てくる。
瞬発的にツッコミたくなる項目もたくさんあったけれど、これはもしかすると「産む側」「支える側」として仕方のない不安の構造なのでは?とも思う。
産む側からすると、寝られない・自分時間ない・ずっと泣いてる、なんて言うことは当たり前で、何とか乗り越えるべき前提としてインプットされている。(もちろん、耐えられない事もあるだろうから、だからこそ周囲の助けが欲しい領域)
一方で、最初から「支える側」として自己認識している方からすると、これらは出来れば避けたい困難で、対応できないと失格のレッテルを貼られる恐怖対象なのかもしれない。
人によって耐えられるストレスの種類もキャパも違うからこそ、一概に「パパは育休を取得したらこれをしましょう」とは言えないんじゃないかな~と、ワークをしながら感じました。
まだまだ不協和音を奏でることも多い夫婦だけれど、せっかくの5人家族の門出だからこそ、思い出深い育休期間にしていきたいね。