視力。

健康診断に行きまして、至って健康とのお墨付きをいただきました。
これすなわち健全な魂が宿っているとのことですから、どうやら信をおけるお医者さまに診ていただけたようで満足です。
好きに生きると決意し数年、酒タバコに夜更かしと想いのままに生活をしておりましたが、いやはや、魂が健全であると否応にも肉体の健康も保たれるものですね。

さて、師いわく健康的な肉体であった僕ではありますがどうも目ばかりはそうでもない様子です。
その日眼鏡を忘れたというのもあり、視力検査でお馴染みの輪っかが全く見えないのなんの。
適当に答えておりましたら早々に見切りをつけられまして結果左目0.1の右目0.2とのお達しを受けました。
悲しいかな、まだやれますと訴えた僕の熱い視線も落ちぶれた視力では伝わりませんでしたよ。
ヨヨヨ。

しかしながら、悪くはなった自覚はあれど、正直0.2とか0.1とか数字で言われても僕はピンときません。
この数字で視野の明瞭さが伝わる人なんて存在するんですかね。とすら思います。


であればですよ、0.2なんてなんともしょっぱい数字じゃあなかったっていいんじゃないでしょうか。
せっかく自分の能力を数値化される全男子が燃えたぎるシチュエーションなのにこんな数字はあんまりすぎると思うわけですよ。
もっとこう熱い数値にはするのが筋ってもんじゃないですか。

算数で習いましたがどうやら全部に同じ数をかければ式は変わらず成立するらしいですから、
いっそ全部を十万倍にして
ひだり、視力一万、
みぎ、視力二万です!!
なんて事にしてみるのはどうですか。

お目目に関するお偉方たち、
是非ともご一考いただきたい。


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