あらあらかしこ。

お久しぶりです。最近はポエミーな事を書くどころか日記になっておりますが如何お過ごしでしょうか。

ということでですね、最近の考え事をば。

昨日母とLINEをしていたら「歳を重ねてもオシャレを楽しんで色気のある人になりたい」と母は言う。
非常にその気持ちはわかるのだけども、はて
色気ってーのはなんでっしゃろ?
とエセ関西弁で聞いてみた。

私が思うに、言葉に定義を持てない人は概念やイメージが湧かないのでそれには成れないし、それを他者から感じることも難しいと思うのですよ。
人間は青という言葉を獲得したから青が認識出来る、頭の中に描けるのに近いニュアンス。

私はちゃんと定義してますよ。自分にあるかはさておき。

色気。その人の持つ気高さや自信、教養、死守してきたラインが根底にある。そしてそれが崩れた瞬間は最も色気が香る瞬間。
丁寧で穏やかな口調の人から漏れる粗野な言葉、もっと簡単に例えれば完璧なスーツ姿からネクタイを緩めカフスを外す。そのようなシーン。
さっきまで笑顔で話してた人が真顔に戻りオフになる瞬間に見える瞳の奥の藍色。
または逆に愛らしく笑う姿。
とどのつまり、見せるものでは無くて香ってしまうものだと定義しています。
まさに猫ですね。

見せるために作った色気や諸々はアクタージュという作品の言葉を借りるなら
「ニセモノは生物より賞味期限が早い」
と近いものがあるかな、と。

然しこれまた女の子らしい考え方やもしれん
と、感じたので隣の席の方に話しかけてみた。
「あなたにとって色気とは何ですか?」
彼は答えた。
「言葉に出来ない、俺がいいと思ったもの」
ほう、なかなかいい返答をしますね、と感心したのも束の間
「お前はガキだから色気が無いんだよ〜」
と言われブチ切れ寸前になりましたが、まあそこは宜しいでしょう。私のことを知らぬのに私を語るな、ということでね。
産んだ覚えのないガキと会話すんのはそりゃ大変ですわな…おっと言葉が悪いですね。

話は戻り母とのLINE。
母にもどうやら定義はあるようだ。
そこは割愛するが、とても良かった。

母の考え方は私に似て、共感より対話や議論になるタイプだけれど表現方法は抽象的な言葉選びが多いので、対面して話すに越したことはない。
私も抽象的な会話は好きだしね。

近々会いに行きたいな。
よく2人で冬はストーブの前で寝転がりながらぼんやり会話をしていた。懐かしい。

ということでそろそろ文章を書くのが面倒になってきたので今日はこの辺で
あらあらかしこ、あらかしこ。ヨイショォ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?