書評 ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

株式会社リュディアです。ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論 を読みましたので感想です。

担当している個人が「くそどうでもいい仕事 = ブルシット・ジョブ」と考えている仕事であり、現代はそのような仕事が量産され多数の人が従事しているという衝撃的な内容の書籍です。日本語訳の出版が 2020年の7月なので1年前ですね。それなりに分厚い書籍で読むのに時間がかかってしまいました。著者の David Graeber 氏は 2020年の9月に亡くなられています。

では書籍の紹介です。Kindle 版と現物です。

いわゆる高給なホワイトカラー業務で見られることが多いとも書かれています。本人も意味がないとわかっているが給料のために意味があるように見せ、自分も無理に納得して仕事をしているという辛辣な表現も見られます。またブルシット・ジョブの五分類は個人的になるほど、と思えるものでした。

日本でも働き方改革やベーシックインカムという言葉がメディアに登場する機会も多くなっており、それらについて自分なりに考えるにも良い本だと思います。働き方改革 = 時短みたいな妙な解釈に陥らないたねにも。。。

いわゆるビジネス書や啓蒙書ではなく、社会学者の専門書と理解してから購入しないとなかなかのボリュームのある書籍です。

若い人が読むと今後の働き方にも影響が出そうな良書だと思います。

では、ごきげんよう。


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