書評 がん「エセ医療」の罠

リュディアです。がん「エセ医療」の罠を読みましたので感想です。

がん「エセ医療」の罠 (文春新書 1456)

頭ではわかっていても、いざ自分や自分の大切な人ががんに罹患した場合に最後の希望として頼ってしまうのでしょう。だから、自分や自分の大切の人ががんに罹患する前に、本書で正しい知識を得、担当医と正しいコミュニケーションをとれるようにしておくべきだと思います。

私の尊敬する人生の先輩が先日、がんで亡くなりました。その方もすごく合理的な考えをする方だったのですが、いざ、がんに罹患して回復の目途が立たなくなると通販で妙なキノコのエキスを購入するようになり、人間とはこうも弱いものなのか、と驚きました。

よく言われることですが、本当に一部の例外を除いて保険治療以外のものは効果が無いと考えればよい、と言われています。自分も肝に銘じたいと思います。厳しい内容ですが、良書です。お薦めします。

では、ごきげんよう。