高等学校 情報Iの要点 用語 ネット依存

リュディアです。皆さんが接することの多い用語について教科書より深く見て考えてみる用語の説明です。今回はネット依存という用語を見ていきます。

ネット依存という言葉は皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?他にネット中毒スマホ中毒ケータイ依存なども同様の意味の言葉として使用されますが、このまとめではネット依存という言葉を使います。

ネット依存は一言で書くと他にすべきことや身体や精神の健康面よりもネットの利用を優先してしまう状態、つまり自分の意思でネットの利用をコントロールできない状態のことを言います。

スマートフォンでネットを使えるようになる前から、この手の依存に対する危惧はありました。古くはTV中毒という言葉がありました。またスマートフォン登場前にはケータイ中毒ケータイ依存という言葉がありました。TV中毒やケータイ中毒は今ではディスプレイ中毒ディスプレイ依存という言葉に置き換わっています。中毒という言葉の是非は別にしてこのような言葉がメディアを賑わせたことがあるということです。

ネット依存といった場合、まず若い皆さんと既に社会人を引退した年金生活のお年寄りでは立場が違うと思いますので、高校生、大学生の皆さんに絞って話をしたいと思います。例えば NHK の以下のニュースを見てください。

健康被害や社会生活に問題が発生するレベルまでネット依存が進んでいるようであれば、周囲の人たちが緊急で対応すべきですね。強制的に入院させることが必要になるかもしれません。おそらく本人は問題を認識できなくなっていると思うので周囲の協力が必要でしょう。

過剰使用のレベルであればどうでしょうか?自分でも家にいる間はずっとスマートフォンに触れているな、と思う方はあえて触れない時間を作ってみてください。あえて利用時間の制限がかかるようなアプリをインストールするのもいいと思います。友達と一緒に制限するとより効果的ですね。特に睡眠する場所から手の届かない場所でスマートフォンの充電を行うことは重要です。今はデジタルデトックスと言って、お金を払ってスマートフォンに触れないための時間を作る設備もあります。あえて触れない時間を作ることで、触れていないと不安という精神的な問題を解決できる可能性が高いです。

実際、多くのアプリケーションは心理学者が開発に絡んでおり、自分たちのアプリを長時間利用してもらうための工夫がちりばめられています。悪い言い方をすればアプリの開発企業はユーザに長時間使わせるための工夫をしているわけです。こういう情報も頭に入れた上で皆さんには利用してもらいたいと思います。以下の記事はわかりやすいので参考にご覧ください。

私の個人的な意見を書くと、若いうちはお金を払ってその年齢でしか経験できないリアルなことを経験してほしいと思います。後はディスプレイの中の世界と現実の世界での経験を良い感じで混在させ、より豊かな人生とするための道具としてスマートフォンなどのIT機器を利用してほしいと思います。

では、ごきげんよう。

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