NHK紅白歌合戦の視聴率 #3

株式会社リュディアです。引き続きNHK紅白歌合戦の視聴率についてまとめていたいと思います。

前回までの NHK紅白歌合戦の視聴率 へのリンクは以下を参考にしてください。

前回は NHK 紅白歌合戦の視聴率が深刻な落ち込みを見せたのはバブル景気付近からであり、携帯やスマートフォンを原因とするデバイス的なものではなく日本人の生活様式が変化したことによるものではないか、というまとめをしました。

皆さんは紅白歌合戦以外にも急激に勢いを失っているコンテンツというと何を浮かべますか。私の頭には以下の2つが浮かびました。

年賀状新聞

いかがでしょうか。年賀状は少し前にまとめましたね。年賀状発行枚数のピークは 2004年で、そこから徐々に減っていましたね。紅白歌合戦が 1989年から急激に視聴率を失っているのに対し 15年程度遅れて減少に入っています。

新聞の発行部数はどうでしょうか?日本新聞協会の以下のページを見ると 2000年以降の発行部数を確認することができます。

2000年以降ではありますが新聞も徐々に減ってはいます。特に 2010年から急激に減っています。年賀状と同様に新聞の購読者数が減った時期も紅白の視聴率が大きく下がった時期よりも遅れていますね。

おそらく同じような時期にコンテンツとしてはダメになってるのだと思うのですが年賀状や新聞は惰性で続けてしまったのと、法人が大量に消費しているため動きが遅いのではと予測しました。

ただTVは持っていてもTV自体を年末に見ない人が増えており、TVを見ている人の中ではNHK紅白歌合戦は勝っているという報道もあります。TVの占有率という考え方があるようです。

コンテンツの問題だけでなく評価指標も時代とともに変えていかないとだめということなのでしょう。例えば録画して見る人はどのように評価するのか?また今は後から見る権利を購入することも可能なので単純に視聴率や占有率だけでは番組の評価自体が難しいのかもしれませんね。しかし広告主には何らかの指標を見せないとダメですしNHKも受信料で成り立っている以上は何らかの指標とその結果が欲しいでしょうし難しいところです。

今回でNHK紅白歌合戦の視聴率についてのまとめは終了とします。個人的にはいろいろと新しいことを知る機会になってよかったです。

では、ごきげんよう。



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