ICT支援員能力認定試験について #6

リュディアです。2021年のものですがICT支援員の社会的認知(位置づけ)に関するアンケート速報版を引き続き見ていきます。

前回は受験者数、認定者数といった受験データのみでしたが、2013年6月より2018年11月までにICT支援員認定試験認定に合格した1287名へのアンケート結果を見てみます。

性別の分布、年齢分布、都道府県分布は前回のまとめと大きく変わらないことと、アンケートにおいてあまり有意ではないと思うのでここでは割愛します。

最初は ICT支援員能力認定試験に合格したことで何か変化があったか?というアンケート結果です。特にないが 75%となっていますね。これだと受験者は増えないですね。

次に現在 ICT支援員として働いていますか?というアンケートです。半分が働いていて半分が働いていないというアンケート結果です。

次に雇用形態です。正規雇用もそれなりですが、契約社員が多いですね。教員がICT支援員の資格をとっている場合もあるので、もしかしたら正規雇用というのは教員だけなのかもしれませんね。契約社員というのはおそらく1年契約なのでしょう。

そして最後に年収です。200~300万が中心となっています。これはつらい。既婚共働きで相手が自分より年収が多い場合や、未婚で親元に同居している場合は生活できます。しかし扶養親族がいるとか、一人暮らしである場合はギリギリか生活不可能なレベルに入ってくるのではないでしょうか。

この1か月のICT支援員としての勤務時間と時給を見ましょう。これもひどいですね。おそらく組織の社会保険負担が発生しないように調整しているのではないでしょうか?20時間未満の方が全体の 1/4 です。時給も 1000 ~ 1400 円くらいが中心っぽいですね。

行政に関わる非正規雇用の問題とういか、これだと ICT支援員になってみようとは思わないですよね。もう試験は終わったのですが、当初のモチベーションはなくなりました。調べなければよかったです。

では、ごきげんよう。

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