高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 #3

リュディアです。引き続き高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 をまとめていきます。

高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 のまとめへのリンクをまとめておきます。

Google Colab を使って Python の文法の基礎を見ていきます。今回も新しいノートブックを作成するところから進めてください。次のような Untitled1.ipynb というノートブックができていますね。今日は四則演算を行い結果を print で表示してみます。まず簡単な例からスタートします。

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a, b は変数と言います。数学の変数、例えば y = ax の x ですが、はいろいろな値をとりうる文字のことです。一方でプログラミング言語における変数は空き箱をイメージするとよいと言われます。この例ですと変数(空き箱)a を用意して、そこに 3 を設定するという意味です。b も同様で変数(空き箱)b に 2 を設定しています。結果として a + b = 3 + 2 = 5 となります。足し算の結果は print で出力しています。

では、減算 a - b、乗算 a * b`、除算 a / b も print で出力してみてください。

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では次に左上の +コードをクリックしてコードを書く領域を増やして以下のように入力して実行してください。

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どうでしょうか?別のコード領域に書いた a, b の値が、新しいコード領域でも使えていますね。Google Colab では上のコード領域に書いた内容は下のコード領域で使うことが可能です。

ここで思い出してほしいのですが、アルゴリズムはフローチャートで図示できること、またアルゴリズムはすべて順次分岐反復の組合せで記述できると書きました。ここまでで書いている内容は a + b を出力するアルゴリズムと考えて、順次のみで記述できていると考えられます。

では次に分岐を Python で書いてみましょう。a が b 以上であれば OK を表示、a が b未満であれば NG を表示するプログラムを書いてみます。+コードで新しいコード領域を作って書いてみましょう。

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if ... else という Python の分岐構文を使いました。今は a = 3, b = 2 なので常に a >= b が成立、つまり常に表示されます。Python の特徴である if、else の行末にコロン:を忘れないよう注意してください。またネストやインデントと言われる行先頭の空白領域も重要です。Python ではこの空白領域の深さでプログラムの構造を管理しています。

最後に反復です。1 から c - 1 まで足し算するプログラムを書いてみましょう。また +コードで新しいコード領域を作って書いてみましょう。

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反復にはいろいろな書き方があるのですが、以下の記述を使いました。

for i in range(1, c, 1):

for の後の i は反復をカウントするための変数です。この変数 i が初期値 1 で始まり、c になるまで +1 ずつされていくことを表しています。ここでも for の次の行から始める行先頭の空白に注意してください。

そしてプログラミング独特の記述方法でなおかつよく見かける x = x + i という書き方です。これはこの計算前の変数 x に変数 i を加え計算結果を再度変数 x に書き戻すことを意味します。プログラミングではよく使いますが、最初は意味がわからないですね。慣れるしかないです。

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では、ごきげんよう。




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