リスキリングと日本人

リュディアです。2022年10月と少し前になりますが国がリスキリングを一兆円の予算を持って後押しするという報道がありました。例えば日本経済新聞の次のような報道です。

そして2023年1月には岸田首相が育休、産休中のリスキリングに言及し炎上しました。

こういう炎上というのは個人的に理解できないのですが何なのですかね?嫌だと感じだ人はしなければいいわけですし、別にリスキリングをしなくてもペナルティはないわけですしもう言葉狩りはやめてほしいですね。

まず私の意見ですが、育休、産休かかわらず、日常的に勉強する習慣がついていないからこのような炎上が発生すると思うのです。日本の会社だとよくも悪くも勤続年数で給与が決まるので仕事のための勉強 = リスキリングしても損という発想が働くのではないでしょうか。例えば英語を身に着けた、その結果、外資系の会社に転職して給料があがった、これはわかりやすいですよね。このときに転職した人は自分でお金を出して英語を勉強したことを損とは思わないと思います。もちろん勉強、学習はお金に関係なく人間として行うべき、という尊い意見もあるのですが、リスキリングというカタカナは報酬アップのための勉強を指してますよね。

私の周囲でも、自分でお金を出して勉強することに対して「なぜそんなことをしないとだめなのか」と発想する人がそれなりいいます。組織で勉強会をしてくれたら出てもよい、費用を負担してくれたら勉強してもよい、しかもそれが勤務時間内であれば、と言う人もいます。普通に考えておかしくないですかね?皆さんはどう思われますか?

日本人の大人がいかに学ばないかという報道は多いですね。次の記事はデータに基づいたものですし、実際、私の周りでも日本企業に勤めている人は何もしていないと感じる人が多いです。

最近になってジョブ型採用という言葉を聞く機会が増えてきました。ジョブ型で採用されると期待される業務によって給与が決まるので、その業務の給料が高ければ他の人もその業務を目指して勉強するようなるのかもしれませんね。ただ今の日本のジョブ型採用はまだそこまで割り切れていないと思うのでもう少し時間が必要でしょうか。

また学ばない日本人の大人というのは日本の低い生産性と密接に絡みついていると考えるのは私だけなのでしょうか。与えられた枠内で「時間をつぶす」ことで仕事をした気分でいられる時代でも無いと思うのですけどね。

今日は少し険しい文章になりましがもう少し何とかならないかな、という気持ちもあって書きました。

では、ごきげんよう。

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