記述統計と推測統計

株式会社リュディアです。今回は記述統計と推測統計についてまとめてみます。G検定の頻出問題の 1 つです。

統計学を大まかに 2つにわけた場合にどのように分類できるか?という考え方です。分類方法によっては記述統計推測統計ベイス統計と 3 分類することもありますが今回は記述統計推測統計の 2 分類で考えてみましょう。

いつものようにまず一言で感覚的にまとめててみます。記述統計とは既に得られたデータに対する統計処理のことです。推測統計は既に得られたデータが全体の一部であると認識し、さらに大きな母集団であったり時間的に未来の状況を予測する統計学です。

記述統計の例をあげます。たとえばある小学校の学級で身体測定を実施し、クラス全員の身長と体重のデータを測定したとします。このデータに対し代表値である平均値、中間値、最頻値を求めたりヒストグラムを作ったり、という統計量を計算し傾向を観察するのが記述統計です。

次に推測統計の例をあげます。同じようにある小学校の学級の身体測定を実施し、クラス全員の身長と体重のデータを測定したとします。ただしこのデータを元に同じ年代の全国の子供の身長、体重のデータを推測することを考えます。これが推測統計です。集団としての部分から全体を推測する、時間的に一部の情報から未来に状況を推測する、といった応用に使います。

統計学のうち現実的に使われているのは推測統計です。推測統計は推計統計推計学とも言います。

記述統計と推計統計を判別できるように理解しておいてください。

では、ごきげんよう。





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