ギリシャ文字のアルファベットと COVID-19 #3

株式会社リュディアです。引き続きギリシャ文字のアルファベットと新型コロナウイルスについてです。

前回までのギリシャ文字のアルファベットと COVID-19に関するまとめ へのリンクは以下を参考にしてください。

ここまでのまとめでも使った表を再度以下につけておきます。

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2021年11月29段階で話題になっているのが変異型ウイルスの1つであるオミクロンなわけですが、変異型 μ(ミュー)の後オミクロンになっている、つまり ν(ニュー)と ξ(クサイ)は飛ばされています。実際、上の表でも ν(ニュー)と ξ(クサイ)は使われていません。私も最初に報道でオミクロンと聞いたときに、私が知らない間にν(ニュー)と ξ(クサイ)があったのかな、と考えましたがそうではありませんでした。なぜ飛ばしたのでしょうか?

メディアにいろいろな報道が出ていますがよくある報道は以下のようなものです。

WHO は正式な見解を発表していませんが、ν(ニュー)が使われなかったのは英語の New と混同することによる混乱を避けるため、ξ(クサイ)が使われなかったのは「ある地域に汚名を着せないようにする」ためとのことです。

ν と New が混乱するのを避けるため、というのは良いとして後半の理由は中国共産党の習近平(シーチンピン)国家主席の「習」の字を英語の音で Xi と書くためという報道が多いです。WHO が忖度したということのようですね。

WHO が発表しない以上は理由が明確にならないわけですが、もし私のように ν(ニュー)と ξ(クサイ)がいつのまに使われたのか、と思われた方は上記のような理由から、と納得するしかないです。

ちょっとした豆知識でしたが、今回はここまでとします。

では、ごきげんよう。


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