2025年度/令和7年度大学入学共通テスト 参考問題『情報Ⅰ』第4問の問1

リュディアです。引き続き試作問題の内容を詳細に解説しながら見ていきたいと思います。今回から参考問題として提供されている第4問を見ていきます。参考問題も次のリンクを参考にしています。

第4問(参考)

次の文章を読み,後の問い(問1~5)に答えよ。(配点25)

K市の高校生の花子さんは,「情報Ⅰ」の授業のデータ分析の課題「季節に関係のある商品のデータを探して,季節とその売り上げの関係性について調べなさい」について,暑い夏に売り上げの伸びそうなエアコンとアイスクリームの月別売上データを収集し分析しようと考えた。次のデータは,2016 年1 月から2020 年12 月までの全国のエアコンの売上台数(単位は千台)とK市のアイスクリームの売上個数(単位は個)を表している。

花子さんは,これら二つの売上数の関係を調べるためにこのデータを,次の図1のようなグラフで表した。このグラフでは,横軸は期間を月ごとに表し,縦軸はエアコンの売上台数(単位は千台)とアイスクリームの売上個数(単位は個)を同じ場所に表している。破線はエアコン,実線はアイスクリームの売上数を表している。

問1

図1のグラフを見て読み取れることを,次の0~3のうちから一つ選べ。

0.アイスクリームの売上個数は毎月増加している。
1.エアコンの売上台数は年々減少している。
2.年ごとの最もよく売れる時期についてはエアコンの方がアイスクリームよりもやや早い傾向がある。
3.2016年10月は,エアコンの売上台数よりもアイスクリームの売上個数の方が多い。

<解説>

グラフから読み取れることを選べという問題は多いですね。慣れておきましょう。何度も書きますがグラフから読み取れるかどうかだけが重要です。注意してください。では選択肢を順に見ていきましょう。

0.月単位のアイスクリームの売上個数が増えたり減ったりする様子がグラフから見えるのでグラフから読み取れません。
1.年単位でエアコンの売り上げ台数が増えるときもあれば減るときもありますね。つまりグラフから読み取れません。
2.各年で売り上げのピークがエアコンの方が1か月早いですね。グラフから読み取れます。
3.この選択肢は注意が必要でエアコンは売り上げ台数の単位が「千台」でることに対しアイスクリームは「個」です。単位が同じならグラフから読み取れそうな内容なのですが単位が異なるため成り立ちません。

では、ごきげんよう。

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