高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 #5

リュディアです。引き続き高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 をまとめていきます。

高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編のまとめへのリンクをまとめておきます。

今回は Python の関数について見てみます。関数という考え方はさまざまなプログラミング言語で利用されます。振る舞いは数学の関数に近いのですが、どちらかと言うとプログラムのあちこちで使いまわし可能な部品のことと考えるのがよいと思います。例えば以下のような例を見てください。

a = 3
b = 5
print(a + b)

c = 7
d = 4
print(c + d)

e = 1
f = 4
print(e + f)

実行結果
8
11

簡単な例ですが、これでも同じことばかり書いて面倒だな、と感じますね。プログラミングでは面倒だと感じることが重要です。冗長な作業を人間が行っていてはプログラミングの意味がありません。そこで以下のように書き直してみます。

def add(a, b):
 print(a + b)

add(3, 5)
add(7, 4)
add(1, 4)

実行結果
8
11
5

どうでしょうか?シンプルになりましたね。関数の使い方について説明します。

def 関数名(引数):

def は define の略で定義するという意味です。続いて関数名を指定し引数(ひきすう)と呼ばれる関数内で使われるパラメータを指定します。関数 add では2つの引数 a, b を指定し、a + b を print で表示しています。

また関数には戻り値(もどりち)も使えます。例で見てみましょう。

def add(a, b):
 return a + b

print(add(3, 5))
print(add(7, 4))
print(add(1, 4))

実行結果
8
11
5

関数 add は実行結果 a + b を return しています。return というのは関数 add が呼ばれた場所に結果を返すという意味です。この例であれば a + b を返します。値を戻すので戻り値と言います。

ここまでで関数の定義の方法、パラメータ、戻り値を使う方法をまとめました。

Python の関数はいろいろな使い方ができ、プログラムが大規模化してくると特に重要な考え方になります。以前に Python の関数について私どもリュディアでまとめた内容を紹介しておきます。独学にご利用ください。

高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。


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