花火大会の有料席について

リュディアです。今年は琵琶湖大花火大会も含め、花火の有料観覧席についての報道が多いように感じました。

花火大会自体は大空に放つものなのでスタジアム内で行うライブのように完全有料化は不可能ですね。有料でない方に見えづらくするのが限界で、どうしても見えてしまいます。その一方で報道にもある物価の上昇、花火大会の大規模化による警備や清掃のための費用の増加に伴い、従来のような寄付や自治体のコストだけでは賄いきれないことも理解できます。

無料の花火大会の費用はどこから出ているのでしょうか?多くはスポンサーを見つけてそのスポンサーに対する広告収入です。例えば花火大会会場で配布されているうちわやスタッフのTシャツであったり、宣伝用ホームページのバナーであったり、あるいは夜店のような特殊な出店形式であったりというものです。大阪の大きな花火大会であるなにわ淀川花火大会のスポンサー募集のページが以下にあります。

ただ規模の大きな花火大会だと数億円の規模になることもあり、最近のスポンサーの減少と物価の上昇が重なったこともあって今までの運用が難しくなっていることも事実です。

一方で地元民にとっては、日常生活において公共交通機関、自動車の渋滞に巻き込まれる、ゴミが捨てられる、夜になっても観客がうるさいなど、迷惑である事象も発生するので難しいところです。このような迷惑かけてすまんな、ということに対し、なにわ淀川花火大会でも淀川沿いの地元の人だけが入ることが可能なエリアがあると言われています。たぶん、あのあたりかな、という場所が確かにありますね。

今年は琵琶湖大花火大会が話題になりましたが、今後、他の花火大会でも同様の問題が起こることが予想されます。琵琶湖大花火大会は他の花火大会への影響も含め1つの試金石になるのではないでしょうか。来年にすべて解決できるものではないと思いますが、どのようなことが試されていくのか見ていきたいと思います。この問題は究極的には公共の空間は誰のものなのか?という大きな話に帰結しそうな気がしています。

では、ごきげんよう。

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