高等学校 情報Iの要点 コミュニケーションと情報デザイン #2

リュディアです。引き続き高等学校 情報Iの要点 コミュニケーションと情報デザイン をまとめていきます。

高等学校 情報Iの要点 コミュニケーションと情報デザインへのリンクをまとめておきます。

引き続き情報のデジタル化について見ていきます。今回は情報のデジタル化の具体的な方法について見てみましょう。まずはよく例で三角関数の波形をデジタル化する様子を見てみます。

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横軸が時間、縦軸は何でもいいのですが今は波の強さと考えてください。これは間違いなくアナログ情報ですね。横軸のどんな小さな点を選択しても、それに対応する縦軸の値が決まります。このようなデータはアナログデータです。

ここで一定時間間隔、つまり横軸上で一定間隔で縦軸の波の強さの値を確認し、基準値より大きいか小さいかで離散的な値に置き換えます。ここでは正の基準値、負の基準値を設定しています。

正の基準値より大きな値の場合 -> 正の値
負の基準値より小さな値の場合 -> 負の値
正負の基準値の間の値の場合 -> ゼロ

この規則に従いアナログ信号をデジタル化すると以下のようになります。

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このようにしてアナログ情報をデジタル情報に変換します。このような方法は標本化、またはサンプリング呼びアナログ情報をデジタル化するための有名な方法の一つです。

次にテキストのデジタル化です。皆さんが普段使う文字は情報機器内部でどのように扱われているのでしょうか?まず英語の場合から考えてみましょう。英語のアルファベットの文字は26種類あります。これらのそれぞれをキャラクターと呼ぶことにします。英語アルファベットのキャラクターではそれぞれの大文字、小文字がありますから 26 x 2 = 52種類のキャラクターがありますね。それ以外に英語圏では数字や特殊記号を使います。また空白=スペースや改行も必要です。英語圏ではこのようなキャラクターを 128 種定義して、それぞれのキャラクターに番号=コードを割り当てています。この英語圏で使われるキャラクターに割り当てられたコードをASCII / アスキーコードと呼びます。ASCIIはAmerican Standard Code for Information Interchangeの略です。詳細は以下の Wikipedia のページを見てください。

例えば大文字のAは65という番号が割り振られています。そのため ASCIIコードで表現されている世界では 65があれば Aとなります。これはディスプレイでもプリンタでも共通です。

では、日本語のような漢字を含む膨大なキャラクターを持つ言語ではどうすればよいでしょうか。この場合も同じでやはりすべての文字にコードを割り当てる必要があります。ただし割り当てを行うにはたくさんの番号が必要なことはわかりますね。日本語には EUC-JP というコードを使います。Extended UNIX Code Packed Format for Japaneseの略です。詳細は以下の Wikipedia のページを見てください。簡単に言うとたくさんの文字にコードを割り当てる必要があるのでコードの桁数が多くなります。

このように各言語の文字をどのようにコードで表現するかが標準化されているため、異なる環境でも必要な情報を同じように表示したり印刷したりすることができるわけです。

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では、ごきげんよう。


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