登録日本語教員試験対策 比喩

リュディアです。今回は比喩についてまとめてみます。まず頭に入れておくべき比喩は以下の4つです。

直喩(シミリー)
隠喩(メタファー)
提喩(シネクドキー)
換喩(メトニミー)

まず、それぞれの比喩がどういうものか簡単にまとめてみます。

直喩(シミリー):~のような、~みたいな、といった語が含まれる比喩と言われて頭に浮かぶ基本的なもの

隠喩(メタファー):~のような、~みたいな、といった語が含まれないもの。例として、君は僕の太陽だ、など。

提喩(シネクドキー):ある言葉が本来より広い意味を示したり、狭い意味を示したりすることを利用する方法。お茶しよか?は何か飲もか、という意味であって必ずしもお茶を指しているわけではありません。この場合のお茶は本来のお茶より広い概念をしめしています。

換喩(メトニミー):語句の意味を拡張して用いる比喩の一種。例えば一升瓶を呑む、というのは呑むのはお酒だからおかしいのですけど比喩表現としては通じますよね。

この4種の比喩の区別はそれほど難しいものではありません。またすべて漢字で書かれていたらそれほど難しく感じないのですが、問題はカタカナです。語呂合わせで無理やり覚えましょう。私はメタファーはもともと頭にあったので語呂合わせを考えていません。

シミリー:失礼ながら、君はファクシミリのようなやつだ。

シネクドキー:「ねー、お茶しない?」「死ねー、口説きやがって」

メトニミー:「目と耳は近いから交換可能ですね?」「いえ、目とニミー?なら交換可能です」

はー、ちょっと強引すぎますかね。皆さんの頭にも入ればいいですが。

では、ごきげんよう。


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