高等学校 情報Iの要点 高等学校で情報Iを学ぶ意義 #3

リュディアです。引き続き高等学校で情報 I を学ぶ意義について考えてみます。

高等学校で情報 I を学ぶ意義についてのまとめへのリンクをまとめておきます。

今回も引き続き情報倫理について考えてみましょう。初回のまとめで、情報倫理と言った場合に 3つの考え方があると書きました。今回はその 3 つめであるネットワーク上で自分が被害を受けた場合の対処方法について考えてみます。

まず最重要事項は自分が被害を受けないように振る舞うことが重要です。多くの方は自分が被害に会うことを想像することは難しいと思います。これはネットワーク上だけでなく現実世界でも同じことです。正常性バイアス同調性バイアスという言葉を聞いたことがありませんか。ただあまりに怖がっていても人生面白くないのでよい感じで調整することが重要です。

正常性バイアスとは自分に都合の悪い情報を無視したり、それを過小評価したりしてしまう心理的な特性のことです。現実世界で自分だけは交通事故には合わない、自分はトラブルに巻き込まれることは無い、と思い込む心理的特性が正常性バイアスに該当します。

ネットワークの世界でも同様に自分の不用意な行動により大きなトラブルに巻き込まれる可能性を常に意識すべきです。人間には正常性バイアスという心理的な特性が働くことを理解した上で不用意な行動をしてしまう可能性を意識することが重要です。

また他の心理的特性として同調性バイアスがあります。これは簡単に言うと「皆がやっているから大丈夫」というものです。皆がやっている、そして何も問題が発生していない、だから自分がやっても問題は発生しない、という考え方をしてしまうことに該当します。自分にだけ問題が発生することも意識すべきです。

日常生活でもネットワーク上でも同じで無用なトラブルを避けるよう意識して行動することが重要です。しかしそうは言ってもトラブルに巻き込まれ被害にあってしまう場合もあるでしょう。そのような場合はどうすればよいか。

まずは警察も推奨している一般社団法人セーファーインターネット協会に相談してみるのが良いのではと思っています。

最終的には自分に非が無いのであれば弁護士をたてて法的な措置が必要な場合もあるのでしょうが、それでも内容によっては拡散する速度の方が早く追いつかない場合があります。法的には勝っても、失うものが大きすぎるという状態で終わる可能性もあります。

とにかく正常性バイアス、同調性バイアスという心理学的な特性を理解し、トラブルに巻き込まれないようにすることが重要です。協会への相談、警察への相談、法的措置は本当の最後の手段と理解してください。

高等学校で情報Iを学ぶ意義 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。

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