ゴミの最終処分場の残余年数は短い?#5

リュディアです。東洋経済オンラインにごみを平気で出す人が知らない埋立地の残り年数 最終処分場「残余年数」首都圏30.1年、近畿圏19.6年という記事をみてゴミ問題に興味が出たので引き続き見ていきたいと思います。元の東洋経済オンラインの記事は次のリンクからどうぞ。

前回のまとめで、大阪北港の最終処分場が残り20年たらずであふれてしまうという計算をしました。今回は回避策について考えてみましょう。東洋経済オンラインの記事にも書かれているように、ゴミの量を減らすか、焼却残滓をリサイクルするかしか方法はありません。

ゴミの量を減らすのが一番いいですね。焼却炉に行くまでの清掃員の方の負担も減る、清掃員が使うゴミ収集車のコストも減るなど利点しかありません。しかし紙と食べ残しで60%以上のゴミが出ていることを考えると、紙と食べ残しを減らす必要があるわけです。徐々に減らす努力はできると思うのですが、急激には減らせないですよね。しかもその減らせない部分が全体の60%を占めるわけです。残りの40%はいろいろ小さい項目の集合ですから、小さい項目を個別に減らすのは現実的ではありません。

すると焼却残滓をリサイクルするのが現実的なのかもしれないですね。東洋経済オンラインに書かれていたのは全量エコセメント化する方法と徐冷スラグ化です。どちらも素晴らしいのですが、単に焼却する場合と比べてコストが4倍かかるためなかなか普及しないとのことです。するとやはりゴミの減量が必要になるわけです。元記事でも書かれていますが、最終処分場が溢れるということはゴミ収集ができなくなるということです。今は行政がごみを集めてくれていますが、それがなくなったらどうしますか?皆さんの家の中だけでなく、隣近所を含めゴミが溢れた家や町になってしまします。ここまで追い込まれていると考えて本当にゴミを出さない工夫をする時代に入ったのかもしれません。

個人でできる対策として生ごみを自宅で肥料化するコンポストも一つの方法だと思います。後は紙をどのようにに減らすかですね。オフィスではコスト削減の観点から紙を減らす動きが早いですが、家庭ではまだまだ紙が溢れかえっています。学校から配布するプリントなどは、まずは電子化してもらえないでしょうかね。義務教育の間はプリント配布、高校生以上は各自がWEBを見るということでいいと思うのですがどう思われますか?

今回はゴミについて見てみましたが、最終処分場の容量の観点から待ったなしの状態であることがわかりました。東洋経済オンラインの記事に出会えてよかったと思います。このような視点はなかったです。いい勉強になりました。皆様の考える際の一助になれば幸いです。

では、ごきげんよう。

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