台風の発生数や上陸数について #2

リュディアです。引き続き台風の発生数や上陸数についてまとめてみます。

前回、日本に住んでいると台風の発生数よりは、日本に上陸しそう、あるいは上陸した台風の数を意識するのではないかという話をしました。ただ、それにしても今年は台風の発生数が少ない年でもあります。前回のまとめに掲載した表をグラフにしたものを以下につけます。赤の実線が平均値、赤の点線が平均値を中心としたプラス、マイナスの標準偏差分に相当します。

2023年の発生数が少ないのはわかりますが、他にも1969年、1999年、2011年が少ないですね。何となくですが、最近になって台風の発生数は減少傾向にあることがわかりますね。

では今回は発生した台風のうち日本への上陸数を見てみます。まずは元となるデータを表にしたものです。

年ごとの平均で2.9となりますので、平均して年に3個程度しか上陸しないということです。これはこれで感覚より少ない気がしますが。。。2023年も今のところ上陸数が0なのですが過去にも2020年、2008年、2000年、1986年、1984年が上陸数0 ですね。10年少しの間に1年は上陸する台風が存在しない年があるのですね。

前回、台風自体は年間を通じて発生しており、自分のもつ印象とは異なる話をしましたが、月別の上陸数でみると多くの方は自分の感覚と合致するのではないでしょうか。台風の上陸時期が 7, 8, 9月の3か月に集中していることがわかります。それ以外では10月もそれなりに上陸しているようです。

ただ 1950年代、1960年代と比べると上陸する台風の数も減っているように見えます。これは地球全体の気候などの影響もあるのかもしれませんね。次回は、そのあたりも報道を参考にしながら見てみましょう。

では、ごきげんよう。


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