高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 #4

リュディアです。引き続き高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 をまとめていきます。

高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編のまとめへのリンクをまとめておきます。

今回は Python のリストについて見てみます。リストは1つの変数名と添え字で複数のデータを管理するためのものです。具体例で見てみましょう。例えば、以下のように複数の数値データを使うプログラムを考えてください。

a0 = 97
a1 = 24
a2 = 39
a3 = 18
a4 = 74
a5 = 65
print(a0, a1, a2, a3, a4, a5)

実行結果は 97 24 39 18 74 65 となるのですが、この変数が非常に多く必要な時に困りますね。例えば a100まで必要となると書くだけでも大変です。そこでリストを使って、以下のように書くことができます。

a = [97, 24, 39, 18, 74, 65]
print(a[0], a[1], a[2], a[3], a[4], a[5])

実行結果は 97 24 39 18 74 65 となります。しかしこれでもまだリストの旨味を使えていません。以下のように反復を使って記述することでリストの旨味を感じられると思います。

a = [97, 24, 39, 18, 74, 65]
for i in range(0, len(a), 1):
 print(a[i])

実行結果は数字ごとに改行が入りますが同じになります。これだとリスト a の要素数が変わっても対応できます。リストは反復との相性がよくすべてのデータに同じ処理を行う場合に有効です。またリストの要素は数字で無くても構いません。例えばリストの要素を文字列にしてみましょう。

b = ['Orange', 'Apple', 'Banana']
print(b)

実行結果は ['Orange', 'Apple', 'Banana'] となります。また for を使った出力もしてみましょう。

b = ['Orange', 'Apple', 'Banana']
for i in range(0, len(b), 1):
 print(b[i])

実行結果は次のようになります。

Orange
Apple
Banana

今回は Python のリストについて簡単に紹介をしました。リストについては以前に私どもリュディアでもまとめを作っていますので紹介しておきます。

また Python での反復処理についても私どもリュディアのまとめを紹介しておきます。反復処理全体を含みますのでレベルの高い内容も含みますが基本部分だけでも読んでみてください。

高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング後編 に関するまとめの続きは以下からどうぞ。

では、ごきげんよう。


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