自動運転レベル4実現のための専用周波数帯

リュディアです。日本経済新聞が自動運転レベル4へ専用電波 26年度にも、開発後押しと報道しました。

私どもリュディアでも自動運転についての報道を過去にまとめています。いよいよ国全体が自動運転レベル4に向けてかじをきった感じですね。

自動運転レベル4とは基本的には自動運転が実現できていると考えてよいです。自動運転システムがオフのときは人間が応じないとダメという制限があります。オフにしなければ、と考えると思いますが自動運転は車体だけの問題ではなく周辺環境のサポートも必要なためです。レベル4はまだ欧米や中国でも一般的ではありません。日本も今から国がバックアップすれば十分トップ技術を保有できるようになると思います。

今回は自動運転で重要な電波の周波数を確保するという話です。今現在、放送用に割り当てられている5.9GHz帯の一部を割り当てる予定とのことです。電波の割り当てももともとがギューギューなのでもう再割り当てばかりですね。隙間をさがすしか無いわけです。2026年度にも自動運転専用の電波を割当るとのことです。

新東名の沼津~浜松に自動運転専用レーンを計画している報道がありましたよね。そこで2024年度にもこの周波数帯を使った自動運転の実験を開始するとのことです。

自動運転に必要な情報をすべてこの周波数帯でやりとりするというわけではありません。200m ~ 1,000m = 1km の距離でのやりとりを 5.9GHz帯でやりとりするとのことです。1km 以上は携帯電話用の電波、200m以内の情報は車体が搭載しているセンサーが判断することになるようです。

いよいよ自動運転の普及に弾みがつきそうですね。自動車業界にとってガソリンからEVになるより、こちらが本丸なのでしょう。新しいプレイヤーも加入してくるでしょうし、競争も激化すると思われます。米国や中国の巨大企業もこのマーケットを狙っていると思います。日本が持ちこたえるためにも何とか踏ん張ってもらいたいものです。

では、ごきげんよう。

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