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しごとシゴト仕事

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仕事とか職とか将来とかやりたいこととか。それらに関連する話をまとめました。
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#夢

仕事に夢を見すぎていた私は、もう一度夢を見たい。

 仕事とはなんだろうか。  今となっては不思議なことだが、私は小学生からずっと『仕事をする人』に憧れていた。  仕事内容は具体的でなかったと思う。ただ、大人で勉強じゃない何かをしている人、に憧れていたのだと思う。  私の父は、何しているのか分からない人だった。小学生の頃はずっと、父はカメラマンだと思っていた。違った。グラフィックデザイナーだった。  父は個人で事務所を運営していて、従業員はひとりもいなかった。だから、私は社長令嬢であり、平社員の娘であり、雑用係の娘であった。

相対評価と絶対評価。そして私が臨床心理士を諦めた理由。

 私には、高校生の頃からスローガンのように掲げている言葉がある。  その言葉は当時の私を救う言葉であり免罪符であり、盾であり武器だった。当時から随分年月を経た今でも、私はその言葉を大事に抱えていて、ときには人に差し出すこともある。 「苦しみは絶対評価」  高校生あるあるかもしれない、思春期あるあるかもしれないが、私は私なりに、ものすごくしんどい時期があった。今は大分ましになったけれども、私の核のどこかにそれはまだ残っているしきっといつまでも消えないと思う。  当時よく言わ