初心を忘れて欲しくないから


大学を卒業して1年4ヶ月。
やっと就職先が決まった。

いつかこの仕事に慣れる日が来たり、仕事を通してなんだか成長できたなって思える日が来たり、やだなって思うことがあっても、この期間のことを思い出して、またもうちょっと頑張ってみようって思える日が来たらいいなと思って、いまの私のことをかいておきます。

ずっとダラダラ続けてた就職活動が終わって、こうやって眠れないなって思う日も、昼過ぎに起きて一日やることないなってずっとベッドにいる日ももうすぐ終わるのかと思うと清々しいけれど、ほんとにちょぴっとだけ、名残惜しくもあります。だって次にとれる三連休がいつかなんでわかんないからね。

昨日、住民票取りに行って、口座開設もして、やっと私の社会人生活が始まるんだって思ったら、なんだかとってもわくわくしました。

普通のOLになって、普通に働きたかっただけなのに、その普通が私にはできないことがとっても悔しくて哀しくて、腹立たしくもあって、でもどうしたらいいのかわかんなくて、いつの間にか社会から孤立して、ますます自分は必要のない人なんじゃないかって思ってしまったこともあったり、だけど誰でもできることはしたくない、とか、変にこだわりは持ってて、それが自分を余計に苦しめていたりもしていたよね。

助けて欲しくて、転職サイトに登録しても、何にも聞いてもらえないし、流作業的に物事は進んでいくし、結局利益のためでしかないし、私はノルマの1に数えられるだけなんだろうなあと思ったら、そんな社会になんて出たくないって余計に思ってしまったりしたのがとんでもなく辛かった。

ずっと出口のない暗闇の中にいるみたいで、誰も助けてくれないって思った。

だけど、ちゃんと話を聞いてくれて、わたしに向き合ってくれる方に出会えたとき、わたしはこの人となら頑張れるかもしれないって思ったし、この人のために頑張りたいって素直に思えた。そういうふうに思える心がまだ自分の中にあることが、なんかうれしかった。

面接落ちた時も、内定出たときも、自分ごとのように考えてくれているのが伝わってきて、わたしより一喜一憂してる感じがして、本気で仕事してるんだなあって思った。素敵だなと思った。面接対策もしつこいくらいやってくれて、しつこいくらい向き合ってくれる人がいてよかったって心の底から思った。

面接の日、最後に話を遮って、私がんばります!って伝えた。なんて言ったかは正直ちゃんとは覚えてないけど、本当にこの会社で頑張りたいって思ったから、そうやって伝えた。あの言葉に賭けたい!って思ってくれたから採用してくれたんだって。ちゃんと伝えられてよかったなあ。

1年4ヶ月もなんもしてなかったなんてびっくりだなあ。この期間が無駄じゃなかったって心から思える日が来たらいいなあ。


23歳。まだまだ生きていたいから、死ぬまでにもっともっとたくさんのことを経験したいし、もっともっといろんな人に会ってみたい。

その一歩が踏み出せるのかと思ったら、楽しみで仕方ない。だけど楽しみって思いすぎると、嫌なことがあった時に乗り越えられなくなっちゃいそうだから、楽しみ半分不安半分!

長かったニート生活、さようなら。もう一生こんな生活したくないからね、バイバイニート。

素敵で尊敬したいと思える人に出会えますように。辛くてもその辛さを愛せますように。




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