私は余裕なのか


余裕そうに見える人って、なんかいるよね。なんか。なんかなんとなく、いつも余裕そうな人。焦ってるの見たことないなあって人。何かあってもどことなく冷静で、なんかまさにおおらかって感じの人。

そういう人を見ると、羨ましくなったりする。というかみんなが羨む対象だと思う。

それに比べて、私は本当に余裕がない。だからこそ本当にそういう人を羨ましく思う。いつもギリギリの電車に乗るし、気をゆるす大好きな友だちには甘えて待ち合わせに遅刻してしまったり、やらなきゃいけないことがずっとあるような気になって何かに追われてる感じがずっとして、休みの日もうまく休めてる気がしなかったりする。なんであと10分早く起きれなかったんだろうって人生で思ったこと、ほんっとに何度もある。それくらい余裕がないのである。



だけど、わたしはこんなことを言われたことがある。


「いつも余裕そうだよね」


・・・?


わたしが余裕?

初めて言われたときは、少し困惑したけれど、でもたしかに、そう言われて思い当たる節がいくつかあった。大学時代、授業前の休み時間に課題を思い出し授業終了と同時に課題も終わらせて提出したりとか、授業に遅刻しても平気な顔してたりとか、サークルで大変なことを1人でやり遂げた時とか、なんか多分、良くも悪くも私はいつも平気そうな顔をしている。のだと思う。

サークルでほんとに大変なことをやり遂げたとき、なんだかんだやり遂げられたけれど、正直めちゃくちゃ辛かったことがあった。その時に、サークル仲間とお酒を飲んで、「はあまじ自分なんて余裕無さすぎてできる気がしなくて、消えて無くなりたいと思ったこと何回もあったよ」的な発言をした。すると周りの友人は「え?そんなこと思ってたの?」と言った。

え??????

この私の余裕の無さ、みんなに伝わってなかったの、、、??

このときは結構衝撃だった。自分はまじで余裕ない!無理!って状態で、もう責任とかなんでもいいから、その場から逃げ出したいくらい辛かったのに、私は余裕そうに見えていたのか???


この時に初めてわかったのである。

私は「余裕そうな人」として認知されている


ということが。

そしてこの時同時に、少し嬉しく思ってしまったのも事実である。余裕そうな人って、なんか憧れるから、自分が余裕そうに見えてるってことは、少なからず憧れの対象になったりしてるのかな〜うれし〜みたいな気持ちだった。




本題はここからである。


私は余裕なのか




周りから「余裕そうな人」として認識されていることはわかったが、果たして私は余裕なのか。



もう結論から言うと、


余裕ではない


と、私は思う。というか最初からそうやって言ってたしね。何を今更って感じなんだけど、私は余裕ではないんだよな。特に時間的な面で。

だけど周りから見たら、「余裕そう」な人らしい。つまり、自分と他者との間にギャップが生まれてしまっているということだ。


つまり、私はただ、余裕そうに見せるのが上手なだけで、全然余裕ではないよ。ってこと。だから、もしこの文章を読んでる人の周りに余裕そうな人がいたら、この人は本当に余裕なのか?をちょっとだけ考えてみてほしい。多分だけど、本当に余裕な人って全然いないから、だから、ちゃんと余裕そうな人にも気を遣って声を掛けて助けてあげてほしい。です。


もちろん本当に余裕な人もこの世界にはいるとも思ってるから、だから余裕そう名前で本当に余裕な人をお手本に、自分もそうなれるように生きれたらいいのかなとか思ったりした。


タイトルの結論、余裕ではない



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